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 【研究資料】ハトのレースのための実際の目の理論 トーマス・スミット  イレブン  2019年11月3日(日) 8:15
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◇◇◇
眼の研究調査をしていたら、下記のような記事がありました。筆者トーマス・スミットさんは、レーシングピジョン誌のライターのようです。英語版のサイトですのでいつものgoogle翻訳で日本語にしています。研究資料として残しておきます。(イレブン)
◇◇◇

ハトのレースのための実際の目の理論


トーマス・スミット
2016年8月12日午後2時30分

目の理論、または「目印」理論は、レース用の鳩の仲間の間で最も分裂的な問題の1つです。一部のトップ愛好家は、トップレーシングハトを選択する秘secretは目にあると主張しています。

ベルギーの有名なカースボーア家系の子孫であるハイジは、お金で買える最高級のレース鶏と質の高い株式生産者の1人です。目の理論の基本原則のいくつかを適用することにより、このトップレーシングハトの目はそれについて何を教えてくれますか?

ベルギーから輸入されたハイジ(ベルギー6033117-07)は、最高のレース鶏の1つであり、高品質の在庫を生産しています。ベルギーのチャンピオン、ガストン・ファン・ド・ヴーワーの有名なカースボーアの血統に由来する強力な「クリック」ペアから育てられます。

ブリーダーとしてのハイジの遺伝的強さは、すでに3世代を支配しています。GJT LoftsのオーナーであるGerhard van Aswegen氏は、強いながらも「過剰」ではない色素沈着で、常に眼の中のバランスを求めていると言います。


ハイジの目の色は、黄色の背景にオレンジ色/赤色の色素沈着を示しています。黄色いベースとブレンドした柔らかい緑色の顆粒は、目印の専門家による品質の兆候と見なされています。

アイサイン理論–最初の円

瞳孔は、目の最初の円として知られています。ハイジの生徒はかなり小さく、広々とした色素性の「開いた目」の中心にいます。これは質の高い中距離および長距離のレーサーを示しています。

高品質のハトの生徒は、オフグレーではなく濃い黒である必要があります。これは、視界の良い兆候の1つです。生徒は一般にバランスのとれたものであることが期待されますが、高品質の鳥の間で長楕円形の生徒が見つかることもあります。

アイサイン理論– 2番目の円

「順応の円」-2番目の円-瞳孔の外側の縁に寄りかかっています。ルーペを通して見るのが最適です。グレー、ブラウン、ブラックのすべてのバリエーションで発生し、サイズと強度が異なります。欠席することもあります。ハイジの目は非常に強い順応の輪を誇っています。それは幅が広く、非常に暗く、深く切れているため、固定されています。

私自身の観察では、偉大なブリーダーの目印の質に欠ける有望なハトの適応円に見られるフェード円とオフカラーを「持ち上げる」ために強い適応円を使用すると、より良い結果が得られます。

アイサイン理論– 3番目の円

「相関円」には、多くの場合、灰色と茶色のさまざまな色合いがあります。時には、それは目の全体の上層を通して見える同じ黄色または青色の基本色を持っています。

相関円内の異なる色の部分は、サイズとテクスチャが異なり、円の外側の境界またはエッジが3番目と4番目の円の間の境界を形成する場合があります。相関の良い円は、眼の他の部分との調和の取れたバランスを形成する必要があります。

色は濁って見えるべきではありませんが、ハイジの目と同じように明確に定義されて明るいはずです。実際には、より広い円はより小さな円にリンクされています。

アイサイン理論– 4番目の円

「虹彩の輪」は、眼の最も大きな部分を取り囲んでいます。ハイジの虹彩色素沈着は、瞳孔から最も遠い眼全体でより顕著になり、求められている火山性の溶岩の外観を持っています。隆起部、溝、および切り込みは、眼の表面のほとんどによく埋め込まれ、分布しています。

強い色素沈着は、5番目または外側の円にわずかに侵入します。これは、十分な血液と酸素の供給に関連すると考えられています。

肉芽が多すぎる(目を閉じる)と、5つの目の間のバランスが崩れ、瞳が不自然に小さくなることに注意してください。

アイサイン理論– 5番目の円

5番目の円は、色の最後の可視セクションです。私自身の経験では、存在しない5番目の円と色素沈着でいっぱいの目は、繁殖計画が問題に向かっていることの確かな兆候です。

ハイジの目は目印鑑鑑にとって貴重な宝石です。それにもかかわらず、理論はさらに調査する必要があり、ヴァン・アスウェーゲンが言うように、ハトは特定の目印のためだけにされるべきではありません!

トーマススミットはレーシングピジョンセレクターであり、フリーランスのジャーナリスト兼ライターです。

□ https://www.farmersweekly.co.za/animals/pigeons/eye-theory-in-practice/

 「イレブン編 鳩界巨匠・名人珠玉選集』第14章★ 世紀の対談《マルク・ローセンスVSヤンセン兄弟》  イレブン  2019年11月2日(土) 5:03
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◇◇◇◇この「世紀の対談《マルク・ローセンスVSヤンセン兄弟》」の記事が掲載されたのは1981年2月号の「愛鳩の友」誌です。ここに「世紀の対談」とありますが、これは、20世紀の鳩界史のうえからも決して誇張ではない出来事といえると思います。イレブンは、この記事をずいぶん以前から、ローセンス関係のファイルに綴じていずれ「鳩界巨匠・名人珠玉選集」に残しておくつもりでした。21世紀、2019年の現在、100年以上続いたアーレンドンク村のヤンセン鳩舎も存在していません。ローセンス鳩舎の名を聞くこともなくなっています。しかし、その血統は、今も、世界各地で活躍しています。とくに、ローセンスさんは、日本にも何度も来日しており、その代表鳩も多数導入されています。ヤンセン鳩舎については、019号を始め数多くの銘鳩達やその直系が導入されています。アド・スカラーケンスによって1983年に一冊の本として(原書名を現在調査中です。日本語版は「永遠のヤンセン」2003年、愛鳩の友社発刊)まとめられたことでその歴史と系統の全貌が明らかになりましたが、この対談記事が掲載された当時は、現在ほどヤンセン鳩舎の全容は明かではありませんでした。記事のリード文の「神秘につつまれた歴史とその銘血ぶりで知られるヤンセン・ア−レンドンク」という一文は、当時のヤンセン兄弟鳩舎への認識の表れです。それだけに、ローセンスさんのヤンセン鳩舎への訪問はビック・ニュースとして世界中に駆け巡ったのでしょう。いずれにせよ、時代を代表する世界的な巨匠・名人が交わす会話には、無駄のない独特の「凄み」を感じます。では、対談記事の全文を引用します。記事には話題に出ている各銘鳩の画像はありませんが、資料が見つかり次第随時挿入していく予定です。(イレブン)◇◇◇◇

 ・  イレブン  2019年11月2日(土) 5:04 修正
ローセンスVSヤンセン兄弟
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 かたやナショナルーチャンピオン、80年ブリーフN、クレルモンーフェランN2連覇のマルクーローセンス、かたや神秘につつまれた歴史とその銘血ぶりで知られるヤンセン・ア−レンドンク。現代ベルギー競翔界の象徴的存在ともいうべきこの両碓を鉢合わせさせたらどうだろう‐‐半ば興味本位。半ば憧れと夢をのせたこの企画がついに実現した。80年代の覇権をわがものにせんとするローセンスが、単身アーレンドンク村に出向き、ヤンセンの鳩を所望するという天地驚愕のエベントからはじまった″世紀の対談”その展開やいかに……。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 【画像資料】ナポレオン号とスピット・フリュー号  イレブン  2019年11月2日(土) 5:10 修正

 ■■■ ローセンスの夢はヤンセンの鳩の導入だった ■■■  イレブン  2019年11月2日(土) 5:12 修正
■ヤンセン■先ほど通訳の方から聞きましだけど(注1)、ローセンスさんが私どもの鳩を欲しいということで、家族全員が大変光栄に思っております。ローセンスさんのここ10年間にわたる成績はすばらしいそうですね。とくに昨年はクレルモン・フェランとブリーブの二つのナショナルレースで優勝したと聞いております。あなたの作る鳩は、世にローセンス系と呼ばれ、ベルギー国内だけでなく世界各国の愛鳩家から高い評価を受けているのに、今さらどうして私どもの鳩が欲しいのか、そこのところをおたずねしたい。

(注1)マルクー・ローセンスはフランス語を使用するワロン地区、ヤンセン兄弟はフラマン語(オランダ語の方言)を使用するフラマン地区に住んでいるので、同じベルギー人でも言葉が通じないから通訳を立てた。もっとも、ローセンスはフラマン語をいくらか解せるので、初対面ながら和やかな談笑の中で”世紀の対談″ははじまった。

■ローセンス■有名なヤンセンさんからそんなに誉められるとは恐縮です。ヤンセンさんの鳩がなぜ欲しいかと問われると、私はほかのベルギー人の愛鳩家が答えるのと同じことしかいえないですね。端的にいって、あなた方の作る鳩はすばらしい。レースは短距離しかやっていないようですが、ヤンセン系を使って中距離、長距離のナショナルレースで成功した鳩舎を私は数多く知っています。実は私のクレルモン・フェランの優勝鳩アスティコ(注2)のお母さんも、源をたどればあなた方が作った鳩に行きっきます。私の作った鳩に関しては、もちろん私なりの自負はもっております。が、ここへ来て、選手鳩の幅を一層広くするために、ヤンセンさんの鳩に目をつけたわけです。

(注2)アスティコ(BELG78‐29333 BCW♂)80年クレルモン・フェランナショナル6006546羽中総合優勝、父・ポール・ジルモン作、母・シャルル・ダウンスのシャトロー号姉妹(ヤンセン系)

■ヤンセン■私どもの鳩についていつ頃から知っておりましたか。
■ローセンス■私がレースをはじめたのは1962年です。そのときからヤンセンさんの鳩を手に入れるのが私の夢でした。しかし、なかなか思うに任せず、そうこうするうちにイングリバン氏(注3)と知り合うことができました。当時、彼の鳩舎は全盛時代で、63年エースピジョン賞1位、64年エースピジョン賞2位など大きなタイトルをとっておりましたので、その直子と孫を9羽、また、イングリバン鳩舎の源になっているファンスピタール氏の鳩を2羽、計11羽を手に入れてレースをはじめたわけです。幸い自他ともに認めるだけの成功をおさめることができましたが、ヤンセンさんの鳩のことはいつも頭にありました。

(注3)ローセンスと同じ地区に住むリチャード・イングリバン氏。ミロール号を作翔したマルセル・イングリバン氏とは違う。ローセンスはここから、ルーフィン、ル・グロース・ブルー、ド・ヴィン、ラ・フロリー、ラ・01、オリポート、ダーティフ・プラッセル、ル・ペルピナン、ラ・ペルピナンて基礎鳩にした。

■ヤンセン■ローセンスさんに私どもの鳩舎に入ってもらい。1羽1羽を見てもらいましたが(注4)、どんな印象をもちましたか。あなた自身の鳩とかなり違っているとは思いますが。

(注4)奇妙といえば奇妙だが、このこと自体例外中の例外に属する。訪問者に対し、ヤンセンは鳩をつかませないどころか、鳩舎の中にも絶対入れないといわれている。ベルギー・チャンピオンのローセンスに敬意を表してのことか?

 ■■■ 天下のローセンスだから特別に見せよう ■■■  イレブン  2019年11月2日(土) 5:15 修正
■ローセンス■ヤンセンさんの鳩の特徴をひとことでいうとモールダン(注5)ですね。実に、バイタリティにあふれています。「あそこの鳩は短距離でしか通用しない」という声をよく耳にしますけど、決してそうではない。中距離、長距離のレースでも十分通用するんじゃないかと思っていましたが、鳩を見せてもらって改めて確信をいだきました。事実、わが国のレースマンで、ヤンセンさんの鳩を使って成功した例はかなりのパーセンテージになっています。

(注5)フランス語で、噛みつくようなとか、搾猛なとかいう風な意味。ローセンスはこの言葉を賛辞としてしばしば使う。アンリー・ファンネステ鳩舎のブールジュ号を見たときも「モールダンだ」と評していた。

■ヤンセン■気に入っていただけた鳩はありますか。
■ローセンス■2番目に見せてもらった鳩がよかったですね。
■ヤンセン■ああ、あれはラックと呼んでいる鳩です。1935年頃、私どもの鳩舎の源鳩になった鳩の子孫です。あれはもちろん売物じゃありませんけど、天下のローセンスさんだから特別にお見せしました。
■ローセンス■それと、ナポレオンと呼ばれている鳩ですね。
■ヤンセン■あれは77年生まれの鳩(注6)です。私どもの鳩舎の第1マーク鳩として参加して、とくにイヤリングで大活躍してくれました。

(注6)ナポレオン(BELG77−6269055 BC ♂)。銀目。77年優勝1回、78年優勝5回、2位2回、4位3回。系統はプラウ69の孫。

■ローセンス■あの鳩が私は一番好きです。非常に柔らかい筋肉をもっておりますから、長距離のレースにも充分耐えられます。顔の表情から分析してみますに、利口な鳩というよりもバイタリティに富んで、モールダンです。気性が激しいですね。どんなところへもっていかれても、なんとかして巣に帰ろうとする執着心がありありと見えます。羽根、それに筋肉のつき具合もいい、最高のバランスです。これ以上太らせてもいけないし、細くてもいけない。ギリギリのところで絶妙のバランスを保っております。ヤンセンさんの飼い方もいいのでしょうが、やはりこのバランスはナポレオン自身の資質によるものでしょうね。
■ヤンセン■私の血統の特徴をこの鳩はあますところなく体現しております。
■ローセンス■銀目は昔から出ているのですか。
■ヤンセン■そうです。それと、フランス語でクレヨーネというんですか?薄い胡麻の羽色がヤンセンの特徴だとさかんにいわれたときがありましたね。
■ローセンス■ナポレオンもいいけど、もう1羽気に入った鳩がおりました。あれはなんといいましたかね?
■ヤンセン■スヶルベン(注7)ですか。
■ローセンス■そうそう、その鳩です。私の好みからいえばナポレオンですが、ジーク・ハイルに軍配をあげる人も多いはずです。
■ヤンセン■あの鳩の成績もナポレオンに負けません。78年から80年にかけて、優勝を4回、2位を3回、4位を1回とっております。どのレースも1000羽以上の羽数です。

(注7)スケルペン(BELG78−6727122 BC♂)。
父ヨングースケルペン73BC代表CH 祖父オードスケルペン68 14回優勝。
祖母72年生BC メルクスの姉妹。
母73一6276348 BC 実兄弟019は18回優勝 12回優勝のメルクス直子。

■ローセンス■ナポレオンにしろ、スケルペンにしろ、それにヤソセンさんの鳩舎の鳩はどれも健康ですね。全く非の打ちどころがありません。私自身は、鳩の健康維持のため、ガブロコールやクロール・テトラサイクリンなど色々な薬品を使っておりますが、あなた方の鳩舎ではどうですか。
■ヤンセン■健康管理のために薬品などは一切使用しておりません。あえていうと、野に自生している薬草を使います。これは父が発見したもので、どんな薬草かは申し上げかねますが、乾燥させで鳩に与えます。また、エサは1品1品丹念にチェックしたうえで、自分たちで配合します。このようにしていても生き物のことですから、病気にかかることはあります。しかし、私どもは1時間に1回は鳩舎にあがって掃除をし、鳩の顔、状態を見
て回ることを日課にしておりますから、ちょっと変兆があるとすぐ手を打つことができます。そういう次第ですから、健康面ではよその鳩に絶対にヒヶを取らないという自信をもっております。
■ローセンス■ヤンセンさんの鳩舎はお父さんの代から鳩のレースをやっているということを聞いております。とすると半世紀以上にもわたるわけですね。ドイツ軍が侵入してきた大戦中はどのようにして鳩を飼っていましたか。それとも中断……。
■ヤンセン■大戦中も鳩は飼っていました。50羽くらいキープしておりましてね。当時は誰も鳩をもつことは許されなかったけど、私たちだけは許可されていました。といっても、人間でさえ食料が十分手に入らない時代ですからね。ずいぶん苦労はしましたけど、鳩にはそれほど苦労させておりません。自分たちが食べるものより、鳩においしいものを食べさせようというのが私ども家族全員の考えでしたから。
■ローセンス■そんなことは常人ではとてもマネできませんね。あの厳しい環境で、鳩を食ぺる人はいても、ヤンセンさんのように自分の食料を削ってまで鳩にエサを与える人はほかに考えられません。鳩と一体の生活だから、今日まで名声を汚さずにやってくることができたわけですね。
■ヤンセン■当時ドイツの占領軍がこのアーレソドング村にまで来ておりましたけど、ひそかに私どものところへきて、鳩を買っていったこともありましたよ(笑)。

(つづく)

 ■■■ ヤンセンならもっと美しく飼ってみせる ■■■  イレブン  2019年11月3日(日) 4:47 修正
■ローセンス■ヤンセンさんの鳩について稚い批評をさせられましたが、今度は立場がかわって、私の鳩を批評してもらう番ですね。
■ヤンセン■この鳩スピット・フリューはどのくらい飛ばしていますか。
■ローセンス■わずかに一年間飛ばしただけです。地区の最優秀鳩賞をとったのですぐに種鳩にしました。この鳩のお父さんはフリューといいまして、68年、69年、71年と3回エースピジョン賞1位をとっております。また子供のミスティルは、ブールジュからのナショナルレースで総合優勝をとりました。スピット・フリューは、現在私の鳩舎の一方のライン(注8)を代表する種鳩になっております。

(注8)ローセソス鳩舎には、フリューと525の2つのラインがある。
◇フリュー(BELG66−9549BW♂) 68年中距離エースピジョン賞1位、69年。71年各長距離エースピジョン賞1位。
◇スピット・フリュー(BELG70−1669 BP♂) 父はフリュー、母はオルレアソ(BELG64−14704)。
◇ミスティル(BELG75−155001 B♂)75年ブールジュN400キロ31548羽中総合優勝。父はスピット・フリュー、母はラ・ポー(BELG71−39002 B)。

■ヤンセン■私どもの鳩とは、全くタイプがちがいますね。どうやらローセンスさんとは鳩に対する考え方もだいぶちがっているようです。
■ローセンス■その点は私もヤンセンさんの鳩を見て痛く感じました。ヤンセンさんのように何十年にもわたって自分の鳩だけでレースを楽しんでいる鳩舎と、私なんかの鳩に対する取り組み方は好対照のようです。ナショナルレースのような大レースで勝ち抜いていくためには、自分のラインを固めていくことももちろん大事ですが。片方では優秀な鳩の血液を自分の鳩舎に注入していかなくてはなりません。今日ヤンセンさんを訪問したのもやはり同じ考えからです。
■ヤンセン■鳩を見て、そのちがいを感じますね。スピットーフリューは年はとっている(10歳)けど、生まれついてから備わったものがあります。チャンピオンの貫録というか、実に立派な鳩です。ただ、私どもがこの鳩を飼育しているとしたら、もっともっと美しく飼っているはずです。
■ローセンス■(苦笑しながら)今は鳩の休養の時期ですけど、休ませるのはなにも鳩を美しくするためではありませんよ。体内に残っている疲労を完全にとり払い、次の作出に備えるためです。
■ヤンセン■その考え方はもっともです。疲労をとるのはまことに結構だけど、鳩の美しさに対する考え方がローセンスさんとちょっとちがいます。美しさというものは、身体のバランス、健康度、羽根の色……といった肉眼でみとめることができるものだけではなく、もっと内面的、精神的なものが外に現れた状態を指しています。なにもお菓子を美しく作るのとはわけがちがうと思いませんか。鳩は生き物ですからね……。
 といっても、ローセンスさんに「ヤンセンはこの鳩のよさが判らない」と思われるとちょっと困ります。スピットーフリューをとりまく一連の鳩の成績はまことに立派です。それに、なによりもこの鳩自身のもっている資質と、人間に与える閃きはちょっと類例がないかもしれません。しかし、美しさという点では、私どもの鳩の方がすぐれているように思いますが、いかがですか。
■ローセンス■なるほど。ヤンセンさんの話をうかがってみて、私なりに大変参考になりました。私などは中距離。長距離のナショナルレースでどうしたら勝てるかということを常に念頭に置きながら鳩を飼育しておりますが、ヤンセンさんの場合は、全く次元の異なったところで飼育しているようですね。ヤンセソさんが昔からそうであったのか、それとも私などがもっともっとキャリアが長くなればそうなるのかにの点は私にはにわかに判断しかねる問題ですが、いずれにしろ、ヤンセンさんは鳩を楽しんでいる。ほかの人たちより何倍も鳩の美というものを重視しているということのようですね。レースでの勝敗を抜きにして、それは鳩飼育の醍醐味かもしれません。

(以上) 

 ◆ラグビーW杯 ▽決勝 イングランド12―32南アフリカ!!感動しました!!  イレブン  2019年11月2日(土) 20:33
修正
ラグビーワールドカップ決勝戦で、南アフリカが優勝しました。イレブンが応援していた南アフリカチームが2019年Wカップ優勝を飾りました。
優勝チームのキャプテン【シヤ・コリシ】へのインタビューでの言葉が一際、感動的でした。「自分たちの国は沢山の問題を抱えている国だけど、今回のワールドカップ戦をホームレスの人たちまでが応援してくれていました。自分たちの国が一つになって応援してくれていました。」というようなことを語っていました。かつて人種政策で分断されていた国が、その人種の壁を乗り越えたことで3度目のw杯を手にした姿は世界中に人々に希望を与えてくれただろうとと思いました。スポーツの素晴らしさを改めて感じさせられました。明年の五輪が益々楽しみになってきました。

 ・  イレブン  2019年11月3日(日) 4:05 修正

 ・  イレブン  2019年11月3日(日) 4:40 修正

 「イレブン編 鳩界巨匠・名人珠玉選集』第13章★ ビッグ対談《高塚久雄VS植竹道夫氏》「高塚久雄男氏”強さの秘密”をあの植村道夫氏がズバリ解明!!」★『レース鳩』誌1996年3月号より    イレブン  2019年10月31日(木) 5:31
修正
◇◇◇「イレブン編 鳩界巨匠・名人珠玉選集』第13章は、1996年3月号に掲載されていた鳩舎往来「高塚久雄男氏”強さの秘密”をあの植村道夫氏がズバリ解明!!」の記事です。このビック対談の資料的価値の大きさは、次の同記事のリード文に端的に示されています。

「ビックな対談が実現した。名実共日本鳩界を代表する2人の競翔家が、お互いの鳩舎を訪問し、『強さの要因』を探ろうとする企画である。かたや高塚久雄氏(日立)、こなた植竹道夫氏(埼玉)。ともにお互いの鳩舎は初訪問という。驚くのは高塚氏=放任主義、植竹氏=管理主義の違いはあるものの、その共通項はあまりに多い。強豪が火花を散らす”対決”の中から今回は「作出論」を中心にお届けする」(同P19より)

この対談は、植竹氏が高塚氏の鳩舎を訪問する場面での対談となっています。お互い日本を代表する強豪。この二人の対談だからこそ話題として成り立っている実に含蓄のある記事となっています。「世代交代」「多羽数、多作出」主義など、一般的な作出論では、話題に上がることはありません。このレベルの強豪同士だからこそ、共通の話題として成り立っているところがさすがだなと興味深く感じました。

イレブンは、この記事を読んだとき、かつて、マルク・ローセンスがヤンセン兄弟鳩舎を訪問した時の対談記事が脳裏に浮かびました。この時の対談も、この高塚氏vs植竹氏の対談もと同じように巨匠・名人クラスが持っている感覚の違いを感じさせる内容でした。

高塚久雄氏は、この対談に始めるに当たって「鳩界の先輩である植竹さんにわざわざお越しいただいたのですから、何でもお話しします」と語っています。秋の深まりを感じる季節となりました。含蓄ある二人の会話をじっくり楽しんでいただければと思います。では、全文を引用しますね。(イレブン)◇◇◇

※この機会に、「マルク・ローセンスがヤンセン兄弟のビック対談」も近々この「鳩界巨匠・名人珠玉選集」に取り上げ引用したいと考えています。ゲロゲロ病のせいで、持ち寄り直前の「500k参加断念」となってしまい拍子抜けしてしまいましたがましたが、その分、この掲示板の連載に力を入れたいと思っています。 

  ◆ 遊んでる種鳩が、後で役立つ ◆  イレブン  2019年10月31日(木) 5:47 修正
■植竹■高塚鳩舎を訪問する車中で、私なりに『強さの秘密』をあれこれ想像して来たんです。……どれだけ予想が当っているか、それを確認するために、今日は高塚鳩舎を『丸裸』にしようと思っています(笑)。
■高塚■私は隠し事が大嫌いです(笑)。鳩界の先輩である植竹さんにわざわざお越しいただいたのですから、何でもお話しします。
■植竹■今、交配の真只中ですが、今シーズン、私は80ベアで、そのうちレーサー用の交配は50ペア。あとは友人のプレゼント用に10数羽作る程度です。……友人にあげるのは、本当に飛ぶのかテストをするため(笑)。考え方がズルイけど。
■高塚■いや、驚きました。私は50ペアの作出ですが、考え方は全く同じです。
■植竹■鳩といっても、色々な楽しみ方があるわけです。私はレースも好きだけど、実は作出が一番好きなんです。このトリにこのトリを掛けてとか、イメージ通りに出来た時の喜びがたまらない。この世に自分で新しい生命を誕生させるのだから、交配ほどドキドキする作業はないですね。だからこの時期になると、考え過ぎで頭がおかしくなってしまう(笑)。ことに85〜86年生まれの古い鳩で本当に良い鳩は、選手用ではなく種鳩用に作出しているんです。なぜなら、鳩がどんどん古くなる。そこで次の世代を作っておかないとだめなんです。いま引いているのも3番子からは、種鳩用にストックします。だから作出が150〜160羽になり、その中からも20羽位を種鳩としているんです。多くの種鳩は、いつも若いし、若くなければ飛ぶ鳩は作出できません。
■高塚■いや本当に、私の考えと全く一致しています。私も3腹までは全部選手に使い、あと2腹位は残しておくんです。
■植竹■やっぱりそうか。気に入った配合を残しておくんですね。まだ鳩舎を見てないけど、いま聞いただけで種鳩がザット100ペア位いて、さらに残り100ペア位が遊んでいると思う。……その遊んでいるトリが、そのうち役に立つんですよね。
■高塚■そうなんです。
■植竹■いつでも『引っ張り出せる』種鳩なんですよ、これが。
■高塚■だから少しでも♀の調子が悪いと、すぐ止めてしまう。
■植竹■じゃあ、私と同じで、やっぱり欲が深い(笑)。
■高塚■欲が深くないと勝てません。

 ◇世代交代が、うまくいっているか!!◇  イレブン  2019年10月31日(木) 5:55 修正
■植竹■ ―羽のCHの種鳩がいたとする。しかし、もしそのトリが病気で死んだら終りだ。だからそれの兄弟を幾つか残しておく。鳩レースつて、押さえの押さえの、そのまた押さえまでいないと長期的に勝てない。だから、その鳩だけでやっていると、3年で終ってしまう。
■高塚■そうですね。
■植竹■無駄な餌も喰うわけですよ。
■高塚■ところが、それが無駄ではない。後で必ず役に立ちます。
■植竹■こうした世代交代をきちんとしていないと、10年間も続けて好成績などとれませんよね。……鳩が古くなったら、もう終りですから。
■高塚■そうです。自鳩舎の全盛期にこそ、良い鳩を作っておくべきなんです。良い時期というのは、ほんの一瞬ですから。それをいつまでも、同じトリだけをいじっているからすぐ終ってしまう。とにかく数がいないと勝てない。30羽位のトリで日本一になれる人がいるなら、その人はスゴイ人だと思います。
■植竹■そうですね。
■高塚■だから作出も沢山しないとダメです。50羽や100羽作って日本一になれるのなら、私はその人の所へ鳩を買いにいきたい(笑)。そんなに甘いものじゃないと思うし、とにかく沢山の鳩の中から淘汰したり選別したり、想像を絶する無駄があるんです。だから私は1年中、ヒナを引いています。良いものは残しておいて、次の年、そのまた次の年に使います。皆さん3腹位しかとらなくて遊ばせておくなんて、もったいない話です。何度もいいますが、良い時なんてほんのI瞬なんです。とにかく沢山とる。そして遊ばぜておくと、次の年、見違えるようなトリが出てくる。それを種鳩にする訳です。……いらない鳩は人にあげたりして性能検査をする。
■植竹■外国の人たちは例えば同じ♂鳩に、違う♀鳩を3つも4つも平気で掛けてしまう。日本では沢山ヒナをとると、良い鳩ができないと考えている。3番子、4番子は悪い鳩だと。
■高塚■それは違いますよね。うちで総合優勝をしたトリは、みんな6月7月生まれですから。……93年の東日本稚内GN総合―、2位は、どっちも6月生まれだし、Rg総合優勝も7月18日生まれです。
■植竹■レースマンというのは、どうしても勝負にこだわってしまう。だから飛ぶと、もう下ろせない。下ろすと負けると思うから。
■高塚■そうそう、だから同じラインのものを別に作っておかないと、種切れになってしまう。新人の人は新たな気持ちで鳩を飼うから、勝つことがある。でも2、3年で消えてしまう。それは勝つための持続方法を知らないからだと思います。
■植竹■ 1年に2、3羽飛んだからって、また、それを下ろしたからって、即『先祖』になる程アマクはないでしょう。そこへいくとヨーロッパの競翔家は、元の親を売ってしまっても、それ以上の鳩を作っているのだから何十年も勝ち続ける事が出来るんです。
■高塚■とにかく世代交代がうまくいっている人が長く続く、ただそれだけです。

 ◇「多羽数、多作出」主義でいく◇  イレブン  2019年11月1日(金) 3:12 修正
■植竹■ 作出は大事なポイントなので、もう少し話しましょう。
■高塚■ 10羽の中から良いものを選ぶより、100羽の中から選ぶ方が10倍優れたものを選べる。簡単な数の原理です。私の鳩舎に行けば判りますが、鳩舎構造といい、管理といい、餌の質といい、差はほとんどないでしょう。むしろ、私は仕事上、管理は手抜きだらけだし、餌は粗飼料で最低の部類だと思います。私の所は自宅と鳩舎が離れていて、友達がよく訪ねてくるんです。しかし、いつ行っても私がいない(笑)。だから、「いつ鳩小屋に行っているか」つて、よく聞かれる。それほど熱心じゃない(笑)。ある時電話が来て、「いま、どこから」つて聞くと、「高塚さんちの鳩小屋からだよ」つて(笑)。
■植竹■この言葉に油断してはいけない(笑)。さっき奥さんから聞いた話では、夜中であろうと早朝であろうと、ガバと(ネ起きて鳩舎に行っているという。やる時は、ちゃんとやってるはずです。それと、良い種鳩を沢山持ってると思いますよ。
■高塚■確かに実績のある種鳩が揃っています。だからズボラな管理でも勝てるんだと思います。
■植竹■ラインになっていると、交配の相手も見えて来ますよね。
■高塚■無駄なようだし餌代もかかるけど、私には多羽数、多作出の方法でしか鳩の飼育は出来ないんです。まあ、少数精鋭の逆ですが。とにかく鳩は見てても判らない。レースで帰って来て、初めてああこの鳩が良かったのかと思う。だからやっぱり鳩は実践で鍛えて、残ったトリが良いわけです。100羽の鳩をGPまで飛ばして、大体70羽位残ります。その中から40羽選んでGNに出す。……やっと残った10羽の中から5羽位出したって、勝てる確立は少ないはずです。だから多くの中から絞りに紋って、本当に良いトリを参加させるよう心掛けています。……’取初は間口をものすごく広くしておく。あとはレースを重ねて、残ったトリが良いトリです。
■植竹■簡単なことだ。
■高塚■よく「脚環を入れてくれ」と来るんです。私はハッキリと、「良いのは自分で使うから、それ以外のものなら」という。レースをやっているのだから、良いのは当然自分で使う訳だし、同時に自分で良いと思ってもダメなのがほとんどだから。

 ◇メス鳩が上位の8割◇  イレブン  2019年11月1日(金) 3:14 修正
■植竹■高塚さんは、抱卵状態でのレースをしていませんよね。
■高塚■ええ、800Kからでは、日程的に抱卵が無理ですし、何よりも抱卵にすると良い鳩を何度も使えないから嫌いですね。
■植竹■私も抱卵はしない。昔は長距離で、まず帰す事が目的だったから抱卵状態で行ったのだと思います。
■高塚■抱卵したって、帰巣性は高くないですよ。鳩の場合、1日離れたら♀鳩なんて卵に見向きもしない。♂は卵よりも巣箱に愛着がある。縄張り意識が強いのでしょう。だから♂は♀を付けたり、卵が有った方が落ち着いていいかも知れない。鳩舎内でも♀を追いかけないで餌を食べるから肉が落ちない。♀は絶対に分離の方がいいですね。卵なんか産むと、肉がペションとして柔らかくなってしまう。よく、抱卵して10日目がいいとか聞きますが、それはちょうど鳩体が元に戻るのに10日間位かかるからだと思います。卵に対する愛着ではないでしょう。
■植竹■元に戻っても柔らかいしね。高塚柔らかいから、せっかくレースで鍛えて張った筋肉を、また作り直さないといけない。
■植竹■分離はどんな方法ですか。
■高塚■実は去年はまだ鳩舎内の仕切り工事が出来ず、ナチュラルだったんです。するとGPレースの頃、卵をすごく産んだためGNレースが全然ダメでした。うちは、♀の方がいいんです。GPでも何でも、10羽中8羽が♀です。オスは2割。……去年は良い♀を随分落しました。よく見なかったので、卵を持つたままのトリがいたのだと思います。
■植竹■分離はいつ頃からですか。
■高塚■時期はその時に応じてですが、卵を産まなければ先に延ばします。
早く産んだ時は、400K位から分離します。……ともかく、レースで飛ばないと卵を産む。去年は非常によく飛んだので、700Kまでは産まなかった。だから成績も700Kまでは抜群で、それ以後に反動が来てしまった……。
■植竹■ 400Kで分離したとして、次のレースはどうしていますか。
■高塚■ レースから帰って来たら、またゴチャゴチャと一緒になっています。……要するに鳩は交尾しても、巣箱にじっとしていないと卵は産まない訳です。♂と♀がカップルになっても、ちゃんとした居場所がないと卵を産まない。だから1日や2日、一緒にいても関係ありません。
■植竹■♀が飛ぶのは判るとして、♂の舎外は大丈夫ですか。
■高塚■レースが始まったら、舎外は飛ばなくてもいいんです。それを無理して飛ばそうとすると、かえって帰巣性が無くなってしまう。それに発情が来れば飛ばなくなる。しかし、この時はもう体が出来ているから、少々飛ばなくてもいいんです。それを無理して強制をかけると、距離が延びるにつれてダメになる。3月、4月になったらトリは舎外で飛びません。♂なんか15分です。だから私は♂を先に出す。でもすぐ入る。中に頭のイイのがいて、♀の出てくるのを待って追いかけ廻す(笑)。

 ◇ポイントのレースを、確実にクリア◇  イレブン  2019年11月1日(金) 3:16 修正
■高塚■冒頭に植竹さんが言ってましたが、実は私もレースが好きじゃないんです。……それよりも鳩を見ている方がいいし、ヒナを作ってる時が最高です。シーズンーオフが一番幸福です(笑)。……レースが始まると疲れますし(笑)。
■植竹■私はレースというよりも、それに伴うカップ等の『ゴホウビ』か楽しい(笑)。
■高塚■これは我、北関東連盟の誇りでもあるのですが、我連盟は総合優勝してもゴホウビは無いに等しいんです。賞品か良すぎると、そのレースにみんな集中する。そのレースだけで1度調子を上げちゃうと、最後まで続かない。北関東の良いところは、名誉に集中出来るため、大事なレースを確実にクリアする飛ばし方が出来る事だと思っています。……一発ネライで猛訓練、強制をしても、その時は確かに調子は上がるけど、無理して上げたトリというのは長く続かない。やはりトリは、レースを踏みながら自然に状態が上かっていくものです。
■植竹■判った、高塚鳩舎の強さの秘密は賞品が少ないことだ(笑)。
■高塚■私もそう思います(笑)。お陰様で朝の4時に起きて、旗を振る必要が無い(笑)。

 ◇猛禽類を逆手に取る◇  イレブン  2019年11月1日(金) 3:17 修正
■植竹■もうひとっ大事なポイント、見逃してならないのは猛禽類だ。
■高塚■ タカには毎日追われています。もう、3日にI度は捕まる。夕カというのは1回食べると3日位持っんですね。でも、4日目にまた来る。それも成鳩がやられてしまう。
■植竹■成鳩は怠けるからね。
■高塚■ おとつい(編注・2月10日)鳩を掴まえたらもう傷だらけで、中には真中が抜けている。……だから今日も舎外はしていないんです。もうイイヤ、と思って。
■植竹■実はここに来る前、高塚さんは1日1回の舎外だし訓練もあまりやらないという。それで成績がいいのは、きっとタカに追われているんだろうと予想してたんです。対策はレースに使わない「色もののトリ」をおとりに出すしかないでしょう。こんな事を言ったら叱られそうだけれど、タカに強制舎外を頼むと思えば、若干の被害は夕力へのパート代と思って諦めるしかない(笑)。
■高塚■栗がやられる確率が高く、純白は案外大丈夫なんです。ともかくタカに追われても耐えられる鳩じゃないと、どっちみち帰って来られないのは確かだ。
■植竹■タカが出ると、今年のRgでまた好成績だ(笑)。
■高塚■うちだけ出るならそうだけど、この辺は全部同じ条件だから(笑)。
(次回は系統、餌、そして高塚鳩舎の鳩を掴んでのレポートをお届けします)

以上


※後半の続編記事については現在調査中です。この記事の末尾には「次回は系統、餌、そして高塚鳩舎の鳩を掴んでのレポートをお届けします」とありますが、1996年4月号、5月号と調べているのですが、現在のところ見当たりません。見つかり次第掲載します。そこで、次回の『鳩界巨匠名人珠玉選集14集』は、「世紀の対談 ローセンスVSヤンセン・アーレンドンク」を掲載することにしました。1981年の「愛鳩の友」誌の特集記事からの引用です。イレブン)

 2019年秋最終500Kレース参加断念!  イレブン  2019年10月30日(水) 21:40
修正
最終500レースの持ち寄りを明日に控えた今朝、選手鳩の部屋に入って一羽一羽のコンデションを確認(糞の状態)していたら、昨夕のえさを戻している鳩が3羽発覚しました。ゲロゲロ病の症状です。鳩舎全体としては、最終500K参加に向けてコンデションも上り調子のように思っていたのですが、いきなりの発症でした。おそらく300Kレースの頃に感染していたのだと思います。症状が出たのは3羽でしたが、ウィルス性の病気なので、既に全鳩に感染していると判断し、当然のことですが500Kレース参加を断念しました。仕方ありません。これから2週間、完治するまで舎外も一切中止です。……残念!!

 「イレブン編 鳩界巨匠・名人珠玉選集」第12章★ 優秀鳩舎座談会「長・超長距離編」★『レース鳩』誌1986年11月・12月号より  イレブン  2019年10月28日(月) 5:43
修正
◇◇◇1986年といえば、超長距離時代全盛の時代から終焉に向かっている頃のことになります。今では考えられない程、1000K、1100K,1200K、1400kと大量の長距離、超長距離鳩が誕生していた時代です。座談会の内容を読んでいくとまさに隔世の感がしますが、当時の考え方の中から考えさせられる点も多いように感じました。座談会の参加者の一人田槇利行氏の発言の中に「当歳1000k」の理論が登場しているところも興味深いところです。『レース鳩』誌1986年11月号と12月号の2ヶ月連続で掲載された記事を全文引用します。結構長いですが、読み応えのある内容になっています。◇(イレブン)

 ◆◆◆◆ 長距離レース  必勝法 ◆◆◆◆  イレブン  2019年10月28日(月) 5:47 修正

■司会■藤井さんは”藤レーシングロフト″という鳩舎名を使われているわけですね。秋田地区では素晴しい成績を収めています。また羽数的にも250羽と多い方ですが、春レースのスタートは何羽になりますか。
■藤井■80羽のスタートです。
■司会■ 1000Kに行く前は、地区ナショナルですか。
■藤井■そうです。うちの方は連盟でも距離的には一番短いですから地区ナショナルは600Kになります。
■司会■ナショナルで帰って来るのは、最終的に何羽くらいですか。
■藤井■グランプリとグランドに参加するものですから、合せて20羽くらいですね。
■司会■長距離レースに参加する鳩の選 定はどのようにしていますか。
■藤井■主体はグランドなんですが、距離的には伸びるものを出すようにしています。


 ◇東日本稚内GN、2年連続入賞の奮闘ぶり◇  イレブン  2019年10月28日(月) 5:50 修正

■司会■小松原さんのスタートは、何羽ですか。
■小松原■ スタートは14羽です。成鳩は600Kで止め、若鳩は700K地区ナショナルまで使って、チャンピオンとグランドに参加します。東日本稚内グランドでは、若鳩は700Kを記録したものでないと参加資格が得られないんです。成鳩は、前年度に800Kとかを記録していますからね。
■司会■今年の帰還率はいかがでしたか。
■小松原■チャンピオンとグランドで7割くらいですね。今年はグランドの方が良くて、総合10位に入っています。
■司会■小松原さんは、昨年度の東日本稚内グランドの総合優勝者ですね。2年続けて素晴しい成績を記録しているわけですね。次に同じ東日本稚内グランドで、中山さんが総合3位という成績を残していますか、グランドの総参加羽数はどれくらいですか。
■中山■今年は7798羽です。

 ◇CH、GP、GNのふるい分け方法◇  イレブン  2019年10月28日(月) 5:54 修正

■司会■中山さんのスタート羽数は?
■中山■75羽です。600K終った時点で残ったのは55羽。地区ナショナルが43羽。地区ナショナルとグランプリと分けまして、グランプリに使った鳩はグランドと最終の埼玉チャンピオンに出します。小松原さんと大体同じで。前年度までに1000K飛んでいる鳩は、600Kから1000K、1200Kと出します。若鳩は700K飛ばしてからチャンピオン。グランドは全部成鳩を使います。チャンピオンは成鳩も使いますか、若鳩が主体です。
■司会■チャンピオンに出すか。グランドに出すか、どのように選びますか。
■中山■過去の実績をふまえて、比較的スピードか出そうな鳩はチャンピオン。遅くても5〜10パーセント以内に帰る安定している鳩をグランドに持って行きます。
■司会■東日本チャンピオン、東日本グランドというのは、日本でも最大羽数の万羽レースになりますから、10パ−セント以内といっても大変なものになるわけです。つづいて太田さんのスタートは何羽ですか。
■太田■今年は忙しかった関係で、スタートは27羽ですね。残ったのは、グランプリ6羽参加で3羽、チャンピオン9羽参加で5羽、グランド4羽参加で2羽、計10羽です。
グランド参加する場合は前年度に800K飛んだもの、チャンピオンは700K飛んだ若鳩が主体。グランプリは伸びそうな鳩を持って行こうというやり方です。これで帰って来た鳩を止めて、翌年グランドを狙うわけです。
■司会■今年の成績はいかがでしたか。
■太田■余りパツとしなかったねゴ、1000Kは1羽優勝しましたけれどね。連合会でもだんだん年を取って来ましたから、昔のようにマメということはないですよ。出来れば。もう1回くらいはと思って今、鳩舎を作り直していますがね。
■司会■毎年同じスタートですか。
■太田■いいえ、もう少し多いですよ。昔は30羽くらいで、ここ2、3年は大体60羽のスタートです。そうじゃないと全部のレースに参加出来ないからね。東京の場合は色々なレースがありますから、500Kから800Kへ行くとか、600Kから800Kへ持って行くとか。その時のコンディションによって鳩を分けています。

 ◇1000K連続参加のテクニック◇  イレブン  2019年10月28日(月) 5:56 修正

■司会■小野田さんは、近畿地区ではいつもいい成績を挙げておりますが、今年は何羽のスタートでしたか。
■小野■120羽くらいです。
■司会■近畿地区の場合レースも多いですが。地区ナショナルから1000Kに行く羽数はどれくらいですか。
■小野田■22、3羽だと思います。1000Kが2回、1200Kか1回。その中では長万部のゴールデンロイヤルをメインにしています。
■司会■1000K飛んだ鳩をさらに1200K出すこともあるわけですね。
■小野田■一羽、1000Kから中5日で使ってみたんですが、グランド帰って来たら病気をしていました。連盟では25、6羽の記録でした。今まで病気が流行する3、4年前までは、中4、5日で1200K行って成功したことが何回もあったんです。しかし病気か流行してからは一向に帰らないですね。次のレースに出すまで。体力の回復か遅いんですね。中10日から2週間あれば絶対に大丈夫ですけれどね。
■司会■3つの1000Kレースに出す鳩を決める基準はどう選んでいますか。
■小野田■長距離に参加した22羽のうち冒険的に考えて若鳩を入れたのは2羽だけです。あとの20羽は成鳩で1000Kを飛んでいます。近畿ではゴールデンロイヤルというのがメインで、1200Kのグランドで優勝するよりもいいんですね。ですから私も好きなトリは、ゴールデンロイヤルの方に出しています。
■司会■成鳩というのは1000Kを経験している鳩が殆どのようですね。
■小野田■82、83年のトリは1000K以上を記録。1200Kに出すトリも1000Kを飛んでいます。
■中山■テクニックで中5日ぐらいで1000Kを連続で使う場合、その中間にどういった管理をするわけですか。
■司会■静岡の場合は中1週間あれば何んとかなりますが、今年は初めの1000Kがつまずきましたので中2日になってしまったんです。2日だとどうにもならないですか、大阪ではそれでも回復させられるということですがいかかですか。
■小野田■中3日から4日あれば回復出来ますね。健康な体に回復するまでかなりのエサを与えます。1日に3、4回に分けて、腹一杯でなく8分目で徐々に食べさせますと何回でも食べるんですね。このやり方で、総合優勝をしたことはないですか入賞はしています。ただ今は無理ですね。レースに参加して病気になって帰って来るんですよ。病気のトリをレースに出すのは非常識ですよね。
■司会■中2日でも回復しますか。
■小野田■大丈夫ですよ。勿論、トリにもよりますからね(笑)。
■司会■近畿地区はレースが多く、5日から1週間で次のレースがあると思います。全部のレースに出すということはないでしょう。
■小野田■400、500、600、700Kと連続で行き、その中から1000Kに出すトリを決めています。トリのコンディションさえ良ければ、どんどん出すようにしています。

 ◇超長距離!! 岡山の1400Kレース◇  イレブン  2019年10月28日(月) 5:57 修正
■司会■田槇さんは地理的にいうと岡山市になるわけですね。岡山では、東京とか静岡では出来ないような超長距離の1400Kレースか出来る所です。その1400Kレースで、田植さんは総合優勝を2回、記録は30羽程しているということです。関東地方では聞きなれないレースになりますので詳しくお聞かせ下さい。
■田槇■例年スタートは60。70羽くらいになります。長い間、1400Kがグランドだったんですか、ここ2、3年グランドとしては長過ぎるということで、1100K地帯をグランドにするようになりました。
■司会■1100Kはどこからですか。
■田槇■長万部です。
■司会■800Kはグランプリレースになるわけですか。
■田槇■800Kというのは、当日限界のレースなので重要視されるわけです。私共の地域では800K当日というのは。半分も出ないんです。10回やったら4回くらいの割合ですね。
■司会■1000K行く前は、何Kくらいですか。
■田槇■地区ナショナルか村上ですから700Kです。1000Kレースになると連盟主催のものと広島・四国といった他地区と一緒にやるレースがあります。私は若鳩で1000Kまで追い込みます。
■司会■若鳩を全部出すわけではないのでしょう。
■田槇■殆ど全部行きます。1100Kも若で行きます。1400Kを飛ばすのには、若で1000K飛ぶようなトリでなければ入らないという考えをもっていますから。ステップの意味で若を1000Kまで使うのは無茶だと良く言われますか。それを承知でやっています。若で800、1000、1100K記録したものを、翌年以降1400Kレースに出すわけです。若で稚内1400Kを挑戦したことがあるんですが、これはぜんぜん駄目でした。自分でその年の1番いい出来だと思えるものを参加させましたが全部つぶれてしまいました。
■司会■例えば、84年生れのトリが翌年1000Kを記録して、次の年に1400K行く場合、その年のレースはどの辺で止めて出したらいいですか。
■田槇■やはり650K地点くらいから行くのが一番いいと思います。その間には訓練も良くやります。体が許す限り100K地点を毎日でもやりたいくらいです。
■太田■地区ナショナルから1000Kまでの間。レースはやらないことになるわけですね。するとだいぶ期間かあるわけだね。
■田槇■その間、一ヵ月ありますから。

 ◇毎日の訓練は必要か?◇  イレブン  2019年10月28日(月) 21:15 修正
■司会■訓練は10回位は行くわけですか。
■田槇■そうですね。多いに越したことはないです。
■太田■田槇さんの場合、自由舎外にしてあるから、訓練をたくさんやらなくちゃならないわけだ。根本的にやり方が違うんですよね。
■司会■東京や埼玉の人に話を聞いても訓練が激しくて、レース中に夜、家で寝ているようじゃ駄目だということですからね(笑)。
■中山■ちなみに、うちの方では地区ナショナルが終った時点で休んだのは2日くらい、グランドの持ち寄りまで120K毎日訓練をした鳩舎かありましたよ。
■司会■結果はどうでした。
■中山■駄目でしたね。
■司会■田槇さんの方では、出来れば毎日訓練をやりたいということですが。1日おきとか2日おきにやっている人はいますか。
■田槇■距離はどこへ行くか皆さん明かさないんですか、私は大体北へ向かって80〜100K程度をやります。
■中山■その前が問題じゃないですか。前のレースが終って訓練に入る前に1ヵ月間あるでしょう。訓練を1日おきに10回やったと仮定しても20日間でしょう。その前の10日が大事じゃないんですか。完全に休養を取るとか、何かやっているんですか。
■田槇■それはもう自由にさせていますから。飛ぶ時は飛ぶ。飛ばない時は飛ばない。私のうちは町の中で市役所も近いですから、強制で飛ばせるということは出来ないわけです。結局、自由舎外にして遠くへ行って訓練するということしか出来ないわけですね。
■司会■繁華街で自由舎外というのも難しいですね。
■田槇■今、新しい鳩舎を作っているところなんですが、今までも随分、近所の方や保健所・市役所からもお叱りを受けましたよ。
■太田■東京で自由舎外というのは難しいことだね。
■田槇■自由舎外にするとどうしても電線に止まります。うちは羽数が多いから、その下に止めた車に迷惑をかけたりするわけです。
■太田■ある程度わかると相手も気をつけて置くようになるし、また置かなくもなります。


 ◆◆◆◆ 作出時に 気をつけること ◆◆◆◆  イレブン  2019年10月28日(月) 21:16 修正

■司会■では次に、作出について特に気を使っていることがありましたらお聞かせ下さい。藤井さんの場合、三月上旬か交配時期ということですが、少し遅いような気もしますがいかがですか。
■藤井■遅いんですけれど、グランドなんかの持ち寄りの関係で鳩舎が空くのを待って配合していますから。少し早目に配合したいとは思っています。スペースはあるんですが時間的余裕がないものでね。
■司会■作出では交配前の種鳩のコンディションを2週間前から上り調子にするということですが、何か薬でも使うわけですか。

 ◇豚のエサを与える!!◇  イレブン  2019年10月28日(月) 21:17 修正

■藤井■薬も使いますけれど、大麦の圧平と動物性タンパク質を取るということで豚のエサをもう10年くらい与えています。抗生物質か入っているから怖いという人もいるんですが、今までやっていて何んともないですからね。
■中山■豚のエサで食べますか。
■藤井■食べますよ。
■司会■私も静岡で大のエサをやっている人がいるとは聞いていましたが。
■田槇■ドックフードみたいなものです。
■藤井■田舎なもんで、農協で手に入るんですよ。
■司会■それは換羽の時でもいつもやるわけですか。
■藤井■そうですよ。
■司会■それはめずらしいですね。豚のエサと大麦の圧平を与えるわけですね。
■中山■大麦は最初、皮を砥石みたいのでむくんですよ。それを圧平機といってローラーでつぷすんです。
■司会■私は大麦専門で、皮のついたまま与えています。すると、巣引きになって2週間前から圧平を止め、麻の実やエンドウなどを与えるわけですね。
■藤井■そうですね。巣立ちなんですが、90センチ立方の所を網にして、25日くらいで親から離して20羽くらいを1週間入れておきます。狭い所ですから羽ばたきが出来ず、急に飛び立たないんですよね。
■司会■それで失踪が防げるわけですね。訓練などはどうしていますか。
■藤井■中間訓練を、中距離の場合は2回。グランプリ、グランドの前は3回から5回程度します。

 ◇東北では、千キロ当日帰りが常識?◇  イレブン  2019年10月28日(月) 21:19 修正
■中山■東北北部では1000K、1100Kレースは当日帰りが当り前なのでしょう。
■藤井■ いや、当り前でもないですよ。中山だって今年のグランドレースでは分速が2050mも出ましたよね。
■司会■西の風が吹きましたからね。途中に山かなくて、どちらかというと海沿いになりますからね。あとは地理的にその人が恵まれているかどうかということになりますからね。ただ、そこでいい成績を挙げるということは、何か特殊な努力かあるわけです。
 続いて小松原さんは、エサは普通のものを与えているわけですか。
■小松原■市販されている普通のエサを使っています。作出の前には、脂肪を少し強くしていいエサを与えます。
■司会■巣立ちはどうしていますか。
■小松原■24、5日頃で、古い放鳩龍に入れています。うちは種鳩が少ないので、5羽とか7羽とかを5日から1週間くらい入れてやります。
■司会■選手鳩の訓練はどんな風にやっていますか。
■小松原■訓練はぜんぜんやらないんです。舎外は朝晩30,40分くらい飛びます。ただ夕方は遅いですね。
■司会■朝は何時頃の舎外ですか。
■小松原■長距離行く時は早いです。日の出前に出します。地区ナショナルが終ってからの1ヵ月くらいは、4時頃に舎外します。夕方は7時過ぎの時もありますから真暗です。暗くなると、羽ばたきが早くなりますね。
■司会■朝晩30分から40分だけで舎外時間は十分ですか。
■小松原■それまでに色々とやったんです。1日2時間から3時間やってみたり、花火やバクチクを使ってみたりしたんです。やった結果、30分から40分の舎外でいいということになったわけです。訓練もヒナのうちからいきなり300K、私自身でも150Kから200Kを単羽放鳩しています。例えば8月に新潟から。その結果、羽数が減りました。ただその時速く来たのは、チャンピオンなりグランドでも帰りましたね。しかし、それをやると中距離でスピードが出ないんです。
■司会■土浦から新潟というと、大きい山を越えますからね。
■小松原■新潟まで180Kくらいですが、速いので午前中、11時半には帰りますね。うちは、強制訓練になる前に30分から40分の強制舎外になりますが。その前はヒナは自由にしておくわけです。その間、電線にぶつかるようなのはぶつかっていいと思っています。速く来るトリは電線にはぶつからないですからね。友人とも話したんですか、トップに来るようなトリはいつも前の位置のいい所を飛んで来るからぶつからないんだろう。電線にぶつかるトリは、それより後ろを飛んで避けきれないからぷつかるんだろう。
■司会■20羽、30羽程度ならいいけれど、100羽になると大変ですからね。
■小松原■このやり方で残った系続か、今の孤舟系なんです。
■司会■8月に訓練したヒナは、何月生れになりますか。
■小松原■6月いっぱいに巣立ちしたヒナを、7月25五日からいきなり強制舎外するわけです。
■司会■エサはどのようにしますか。
■小松原■置餌のような状態です。強制舎外に入ると、エサは今までの半分でかなりカツカツとして痩せてきます。


 ◇夜間帰りの鳩が入賞◇  イレブン  2019年10月28日(月) 21:20 修正
■司会■小松原さんの代表成績を見ますと、700K以前の成績が挙げられていませんか短距離の方はいかがですか。
■小松原■連合会では優勝しています。飛ばし方を変えてから、700K地区ダービーで総合優勝したのか夜間鳩なんです。午前2時40分台に打っているんです。それに昨年、岩見沢6地区グランプリで総合4位となったのも夜9時15分に打っているんですね。

 ◇退職して鳩に専念、GNで好成績収める。◇  イレブン  2019年10月28日(月) 21:22 修正
■司会■夜間帰りの鳩か続いたわけですね。続いて中山さんはいかがですか。
■中山■私は本当にオーソドックスな飼い方をしています。奇妙なことは絶対にやらないんです。私は夜間鳩とかは邪道だと思っていますから。夜訓練したり、朝暗いうちに舎外したりするのは一切やりません。そういった自論を持っていますからね。
■司会■舎外時間はどれくらいですか。
■中山■調子がいい時は1時間くらい。今年3月の300Kまでは勤めをしていましたので、昨年までは朝は30分、長くても40分くらいしか出来ませんでした。日の出と同時に出しても勤めに行くからこれくらいしか出来ませんでした。ひどい時は20分くらい。300K終って500Kから退職して体が自由になり、朝晩1時間ずつやるようになりましたが、500Kはガタッと悪くなりましたね。環境を急に変えたということか余り良くないらしいですね。それに順応してきて。初めていい形が出て来るんじゃないですか。だから極端に変った時というのは余り良くないと思いますよ。私は種鳩には、エサは朝1回しかやらないんです。朝晩エサをやると、量をかなり減らしても種鳩というのは太るんですよ。
■司会■脂肪がのるんですね。
■中山■それか朝1回にすると太らないんです。朝晩やる量を、朝1回まとめてやっても太らないんです。それで配合するちょっと前から普通のエサに戻して、ヒナが産れると小粒のエサを各巣箱や常時やるようにします。ですから種鳩は3番仔まで取っても痩せはしません。巣立ちさせるのは人よりちょっと旱いと思います。早いのは約3週間で放します。まだ飛べないし、いくらも尾翼は伸びていないですよ。羽根も生え揃っていないです。
■司会■巣立ちは早い方がいいですか。
■中山■いいですね。エサ付きがいいですよ。それで寵の中に入れておきます。巣立ちは遅くても25日くらいまでです。
■司会■秋レースに向けての基礎訓練はいかかですか。
■中山■クラブの訓練は30Kから。その前に30Kくらいまでを3〜4回自分でやります。中間訓練は700Kレースが終ったら舎外をやめます。うちの方は700K終ってからチャンピオン。グランドまで40日くらいあるわけです。帰ってから10日くらいは舎外は総てやめます。それから追わずに舎外をやり、レース前に2、3回くらい。今年ですと持ち寄りの5日前に100Kに行きました。チャンピオンの場合は持ち寄りの前日に行って、グランドは持ち寄りの2日前に50Kくらいをやりましたね。
■司会■今年のグランド総合3位のトリの、それまでの成績はいかがでしたか。
■中山■600Kまで当日には入りましたが、全く速くないです。82年のトリで昨年の地区ナショナルで、その後 1000Kも記録しています。ずっと見ていて5〜10パーセント以内には必す入っています。
(つづく)

 【優秀鳩舎座談会】長・超長距離鳩舎編 その2  イレブン  2019年10月29日(火) 19:57 修正

 ◆◆◆ 舎外、訓練 ◆◆◆  イレブン  2019年10月29日(火) 20:10 修正
◆◆◆ 舎外、訓練 ◆◆◆

■司会■太田さんは、グランド優勝のベテランですか、舎外・訓練はどのようにしていますか。
■太田■私かグランドの総合優勝をしてから早いもので10年経ちますからね。やり方は、その地区地区によって多少違いますでしょうからね。ただ夜間に飛ばすというのは、東京の場合はちょっと無理です。
■司会■当時、太田さんのところは浅草国際劇場のネオンの明りで夕方の舎外は良く飛ぶということでしたね。
■太田■確かにネオンの明りで飛びはいいですね。ただ夜に舎外をすると電線にぶつかりますから。それに低いところを飛ぶんですよね。うちでは舎外で飛ぶようになる前に、大体1時間飛ぶのなら飛ぶように癖を付けちゃうわけです。500K終った時点で朝は早く出すように、夕方は遅く出すようにしています。そうじゃないと早く出しても(夕(夕と高いところに止まっちゃうわけです。飛び方も明るいうちと、暗くなってからでは違います。同じ20分飛んでも飛び方か全く違ってくるわけです。
■司会■放鳩訓練はいかがですか。
■太田■自分で訓練に行ける人はいいんですが、私なんかは人に頼まないと行けないわけです。やってくれるという時に頼むわけだから、やった時代の方が成績は良かったね。
 グランドの総合優勝をした時は、持ち寄りの3日か5日前に宇都宮100Kと矢板こ100Kを単羽で2回くらいやりましたからね。自分で期待していた鳩だったから、他のトリは一斉に飛ばしてもこの鳩だけは単羽で飛ばしていました。但し天候だけは気をつけてやっています。翌日帰りくらいにして、疲れが残っちゃうとあとに影響しますからね。天候が悪ければ30Kでもいいんですから。訓練はやらないよりは、やった方が絶対にいいですよ。
■中山■私の知っている鳩舎で、雨が降ろうか風が吹こうが毎日訓練をやった鳩舎かあるんですね。
■司会■成績はいかがでした。
■中山■短距離は速かったね。連合会ではいつも優勝していました。
■司会■長距離はどうでしたか。
■中山■最後の1000Kは良かったですよ。ただチャンピオンで成績が悪かったということで、それ以来、訓練をやめたようです。だから昨年は成績がが良かったらしいです。
■司会■実を言うと。私も15年くらい前にやったことかあるんですよ。台湾へ行った時に、「鳩なんて訓練さえすれば必ず勝てるよ。生後2ヵ月したら1日おきに毎朝30Kから50Kを2カ月間、雨でも風でもかまわずにやればあらゆるレースに勝てる」と言われて、60日目くらいのヒナを20羽言われた通りにやってみました。その他に50羽くらいいて、秋の宮杯で優勝したのは毎日訓練をしなかったトリでしたね(笑)。
■中山■訓練が必要か必要じゃないかは個々の鳩舎によって違ってくるんだと思うんですよ。
■司会■小松原さんか言われたように飛ぶ時間を30分なり40分と決めるのもいいかも知れませんね。他の鳩舎では2時間飛ぶからと言って一生懸命やっても、仲々飛ばないものです。やっと飛んでも1日1時間くらい。これで朝良く飛ぶと夕方は20分くらいになってしまいますからね。
■小松原■色々と試した結果、私は訓練を余りやらないんです。太田さんも言われたように、訓練の時は私も単羽放鳩なんです。その鳩の調子を見てやっているわけです。エサをいかに食べさせて、コンディションの上昇につなげるかが問題です。
■司会■入舎には気を使いますか。
■小松原■余り気にしません。
■司会■長距離レースの人は気にしないようですね。短・中距離では入舎は気にしますがね。訓練方向はどうですか。
■小松原■方向も関係ないです。
■中山■私もそれは同じです。鳩が訓練したコースをまた同じに飛べるかといつたら、それはナンセンスですよ。
■小松原■そうだと思います。
■中山■鳩に方向を教えたからといって、それを鳩が頭の中に記憶しているほど知能指数は高くないと思いますよ。あとは本能で戻って来るもので、まるっきり飛ばされたことのないところから帰って来るんですからね。ですから。いかに飛びやすい状態を作ってやるかが問題だと思うんです。
■小松原■レース前にやるのはコンディションを上るためですから、方向はどこでもかまわないわけです。
■司会■訓練に持って行く場合、放鳩地に着いてからどれくらい休ませますか。
■小松原■私は走りながら飛ばしてしまいます。
■太田■私と同じです。車の屋根に止まってしまうこともありますが、そのまま走らせます。単羽で飛ばすわけですからね。
■小松原■訓練は関係ないですよ。必要なのは、鳩の質ですからね。但し、短距離から中距離になると訓練をやった鳩舎には勝てないですよ。
■太田■短距離は訓練をやった方がいいですよ。
■中山■そうですよね。

 ◇塩土の作り方◇  イレブン  2019年10月29日(火) 20:13 修正
■司会■ところで前回.『レース鳩飼育の技術』(1984年12月号より1年間連絨の座談会)で、太田さんがおっしゃった塩土の作り方がたいへん反響かありましたので。もう一度教えていただきたいと思います。
■太田■このところ土がないので作っていませんでしたが。皆さん作ったらびっくりしますよ。とにかく仔鳩の育ちが早いですからね。例えば、21日で巣立ちさせるんだったら2月の中旬に配合して。5月初めには3番仔が取れていますよ。普通のエサよりも喜んで食べますからね。作り方は、農薬などが入っている土は一切駄目です。山の土がいいですね。それも粘土じゃないサラサラしたものがいいです。色は黒くても赤くてもかまいません。その土を5、貝殼5、寒水(小さい石)1、消し炭を多目に、もしなければ木炭を少々、食塩を少々、ビタミン剤は水に溶いておき、これらを水で混ぜ合せます。乾いてきたら再び水を入れて、しめらせた状態で与えます。1ヵ月くらいはもちますね。
■小松原■うちも鹿沼土を使って作っています。塩分は入れ過ぎないように気を付けています。
■司会■レース時にもいいですか。
■太田■レース中は余り食べないでしょうね。仔鳩を取る時が1番いいでしよう。
■小松原■消し炭は多い方がいいですね。
■太田■多い方がいいですよ。ただ木炭の場合は。ガスが出るから沢山やると却って害になります。
■中山■桐生砂をやっている人がいるね。
■司会■群馬や栃木には、いい土がありますからね。
■中山■昔、赤城山が噴火した時、近くに落ちた火山炭が桐生砂で、少し遠くに飛んだのが鹿沼土なわけです。
■太田■この他に砂を入れたり、昔はぬかを混ぜたこともありました。
■司会■以前に大阪の細川英次郎さんの所へ行きましたら、ぬかを塩水で混ぜたものを与えていましたね。
■太田■注意することは、農薬の入った土だけは使わないことです。私は以前に野菜も与えていたんですが、若鳩が次々に死ぬわけですよ。結局、野菜に農薬が含まれているからだと分ったんです。それ以来。野菜は与えないようにしました。
■司会■私も農薬が心配で、最近は野菜をやめています。
■太田■ビタミン剤は、今ならいくらでも売っていますからやることです。ただ選手鳩の場合は、やたらにやらない方がいいですよ。コンディションが狂いますからね。人それぞれ飼い方が違い、地域によってもまた違って来ますから、早いうちに自分流のコッを覚えることですよ。
■司会■小野田さんは、訓練はどのようにしていますか。
■小野田■連合会の訓練は9月の初めくらいになりますから、その2週間前から20Kと50Kを2回やります。秋はトリが痛むから、レース中以外は十分休ませてやろうと思っています。
■司会■舎外は何時頃にやりますか。
■小野田■今頃になると朝は6時半頃には出しているんですよね。それから9時半頃までトラップは開けておきます。九時頃にエサを与えるわけですが、その時には半分くらいは鳩舎に入っています。
■司会■ エサはどれくらいやるわけですか。
■小野田■私は腹8分で5分間程度で食べ切れるくらいの量をやります。まだエサを欲しがっているような状態ですね。夕方の舎外は、エサを全部やってから出すようにしています。
■司会■1000Kに参加する鳩の状態や訓練はどうですか。
■小野田■1000Kに参加させるトリは殆んど抱卵です。1000Kを目標にしていますから、途中はぜんぜん巣皿も入れません。地区ナショナルか終ってから巣皿を与えて。最後に抱卵で参加させるようにしています。持ち寄りの日程にもよりますが、ぜい肉が付かない程度に50Kくらいの訓練をしています。
■司会■抱卵何日目くらいの持ち寄りですか。
■小野田■トリにもよりますが、大体1週間から10日くらいが1番いい結果が出ます。訓練だけで行ったり、舎外だけで行ったりと色々あるんですが、短距離の場合は訓練をさせて沢山エサを与えたら勝てますね。
■司会■田横さんの場合はいかがですか。

 ◇エサの量と質が大切◇  イレブン  2019年10月29日(火) 20:15 修正
■田槇■私はエサの量ということか、鳩を舎外するもしないも影響度が高いと思うのですが、どうでしょうかね。
■小松原■今まで鳩を飼って来て、エサの量というのか一番難しいですね。エサの質と量、それに自然の条件で雨の降る日。風の吹く日、晴れた日とでは同じ鳩数でもエサを食べる量がぜんぜん違って来るんです。この量というのは実に難しいですね。今だに掴み切れないです。
■田槇■それは皆さん同じだと思うんですよ。大先輩に言われたことがあるんですが、「うちのハンドラーはエサがまともにやれないんで。田槇さん情けないよ」と。「そんなこと言ったら、先生のところのハンドラーは務まらないよ」と私は言ったことがあります。私はバケツにエサを入れて鳩舎に入るわけですが、エサの量は人に教えてもらうのではなくて自分で掌握するものです。先程、中山さんがおっしゃっていましたが巣引きの時から差し餌をするというのも一つの方法でしょう。また、鳩はエサが多ければ多いだけ食べます。逆に少なければエサのことばかり考えて羽根を広げてしまいます。私は差し餌はしません。エサをやったあとに、やった分量の5パーセントくらい残すんですか、2時間から3時間すると必ず食べ切っているんですね。私は仮母は使わず、全部自腹で行きますからエサの量、特に選手鳩に与えるエサの量は自分で勉強しています。満腹に与えては絶対にいけないですからね。満腹では鳩は飛ばないですからね。
■太田■満腹に食べさせてもエサの質によって違うだろうね。大体、骨格のいい鳩というのは最初に調教しちゃえば、ある程度満腹にやっても関係なく飛ぶんです。ただ、その最初の調教を怠るとそうは行かないかも知れませんがね。それさえしちゃえば、今日は夕方用事があるといえば、一日一回の舎外でも大丈夫なわけです。
■司会■同じ量のものをやるわけですか。
■太田■その時によって質は違います、短距離で勝つのならエサのいい物を少な目にやればいいんだし、1000K、1100Kを狙うのなら少な目少な目にやっていたら先へ行って絶対に駄目です。8分目以上にやらないとね。
■田槇■私は脂肪分は、ぜんぜんやりません。麻の実とか、おの実とかを一時やったこともあるんですか、今は豆類が主力です。エンドウ、ソラ豆を50パーセント、トウモロコシか15〜20パーセント、それに大麦とマイロを合せます。これが普段のエサです。それで種鳩のシーズンオフには、大麦だけしかやりません。
■司会■巣引きの時は。脂肪分を与えるのでしょう。
■田槇■やりませんね。
■太田■結局、豆類を主体にしているということだね。
■司会■田植さんの訓練について、もう少しお伺いしたいのですか。
■田槇■ヒナの訓練は余りしないんです。レース前の連合会の70、80K合同訓練が始まる前に30K地点を1日おきくらいに5回程度やります。現地に着いたら休ませずにすぐ放鳩します。エサをやった状態で鳩を績んで行きますので、殆んどの鳩がエサをもどすんですが、それも5回続ければもどさなくなります。私は猟犬を飼っていましたので。猟犬の競技会で話したことがあるんですが、犬でも車でもどすようなものは反復訓練で酔わなくなるんですね。
■司会■単羽で放すことはありますか。
■田槇■単羽では放しません。単羽にするのなら、もう1回くらい訓練をしたいという考えです。
■司会■これが田横さん流の超長距離のやり方なのでしょうね。中間訓練は?
■田槇■大体2週間あれば三回、70、80、100Kくらいをやります。
■司会■この中間訓練は二〇〇Kから三〇〇Kの時、さらに高松宮杯の時もするわけですか。
■田槇■そうです。ただ、私は高松宮杯だけは優勝したことがないんです。

 ◇長距離鳩舎は 秋レースに強いか!?◇  イレブン  2019年10月29日(火) 20:17 修正
■中山■今日来ている人というのは、春の長距離レースに強い人でしょう。そこで、秋レースの成績はどうなのか興味がありますね。
■田槇■私は余り良くないです。それに秋は無理して使いませんから。
■司会■やはり秋は、長距離のための訓練のつもりで使うのでしょうかね。
■田槇■ただ秋にもレースがあるわけですから、鳩飼いとしてはレースには参加したいもんね。しかし全力投球するようなことはしません。
■中山■昔から宮杯に名鳩なしという諺があるくらいですからね。
■司会■それは埼玉に限ったことですか (笑)。
■中山■宮杯で優勝したことが、翌春の長距離を制覇するトリは殆どいないんです。
■太田■確かにいないね。私は昨年の宮杯で優勝をしているけれど、今年そのトリは1000Kで帰って来ているけれど一番遅かったですものね。過去に宮杯も随分優勝しているけれど、その鳩を何回も使ったこともあれば、すぐ落ちたものもいるしね〜。
■中山■私も昔は、宮杯はかなり強かったんです。当時はまだ500Kくらいじゃ鳩じゃないということで、春に全部まとめてグランプリ、グランドに出すんですが殆んどの鳩が失踪しているんですよ。秋に強い鳩舎というのは、長距離には駄目でしょう。
■司会■さあどうでしょうかね。次に皆さん、他に何か相互に質問がありましたらどうぞおっしゃって下さい。
■中山■太田さんと田棋さんは、衛生管理で薬品は使わないということですがいかがなんでしょうか。
■田槇■私は虫下しくらいなもので、その他のものは余り気にしません。病気か出るようなトリは駄目だと思っています。
■太田■私は一時、ビタテットというのを使って良かったんですが、いつの間にかなくなっちゃったね。私も余り薬は好きでないですから。
■中山■ ニューカッスルについてはどうですか。
■田槇■私どもは経験かないので、決められた予防だけをやっただけです。
■司会■田棋さんは100K訓練を何回もやるということですが………
■田槇■村上650Kをやって1週間くらいはそのままの状態でいます。自由舎外はます。その後、100K地点を平均3日に1回くらい、毎日やってかまわないくらいです。持ち寄りの前日でもやりますし、持ち寄り当日でもやることがあります。持ち寄りの時に、「このトリは細いと思うんですが、これでいいんですか」と言われるんですが、パンパンに太っているよりはいいと思っているんです。
■中山■100K訓練を毎日やっていたら、かなりトリはしぼられますよね。筋肉も硬くなりますしね。
■小野田■理想としては、太っていて軽やかなトリがいいと思います。ボテッとしていて重いトリよりも、肉が付いているけれど軽いトリがいいと思います。
■中山■皆さん共通していることは、いい成績を取った鳩はレースに参加した時に、必ずご』れは″という気持ちで送り出していると思うんです。長距離の場合は、参加する時も抜群の状態で行っていると思うんですよね。おそらくマークしていないトリが優勝しちゃったということはないと思います。



 ◇オスは体型で、メスは利口なトリを選ふ◇  イレブン  2019年10月29日(火) 20:58 修正
■小松原■田槇さんは作出時にオスとメスの組み合せに気をつけるということですが、どのようにされているわけですか。
■田槇■オスは体型の非常に良いものでないといけないと思っています。メスは持に利口なトリでなければ絶対に駄目だという自論を持っています。というのは、土鳩のメスを使っても知距離で落ちますが、逆にL嶋のオスを使ったらいいところまで来るという実験をした経験かあります。メスが利口であれば、多少休が貧弱であってもオスかカバーすると思っています。
■小松原■利口というのは血統的にも良くて、さらに帰還率が良いということですね。ということは体型的にはオスを見て選んで、血統的にはメスを選ぶということですね。小野田さんの配合の什力はどうですか。
■小野田■まず実績のあるトリを種鳩にしています。記録で残すということで今はシングルに入ったトリでないと。という条件でやっています。
■小松原■目は気にしますか。
■小野田■余り気にしませんね。
■田槇■硬いものと収らかいものを掛けて、ちょうど真中のものが出るという確率は非常に低いですからね。
■小松原■近親配合はしますか。
■田槇■私は余り好きでないですね。なるべく異血を入れるようにしています。


 ◇今や長距離レースもスピードの時代!!◇  イレブン  2019年10月29日(火) 21:03 修正
■中山■皆さんに聞きたいんですが、超長距離の鳩を持っていたら短距離には勝てないかどうか?
■田槇■私は距離の短い聞は、余り成績があからないですね。200Kから1400Kの聞でトップ集川で帰って未たというトリは一羽しかいないです。
■中山■調教の仕方によっては、長距離鳩でも短距離を制することは可能であるという考えは持っているでしょう。
■田槇■確かにその通りです。また地形的な問題で、私たちのレースは太平洋側なものですから、表日本から放したら太平洋側のみが天気がいいですからまず太平洋側に出て海づたいに帰って来るんじゃないかということなんです。そうしますと、トップ集団で帰っても成績は10位かやっと。距離が伸びて来ると、それは関係ないと思うんですがね。
■司会■どうも長距離鳩で短距離を勝つのはらくだけれど、逆に短距離鳩で長距離に勝つのは難しいですからね。
■中山■長距聯の鳩にしても、昔とは幾分体型的にも変化して来ましたよね。血統的には長距離の鳩でも、休は替のように細長いトリというのではなくなりましたものね。
■小松原■グランドの上位入賞の鳩を見せてもらいましたが、700Kレースに強いのが1000Kでも速くなって来ましたね。
■中山■鳩も進化はしているんですよ。
■司会■十分改良されて来ているんですよね。
■中山■短距離を制するような鳩じゃないと、長距離の上位は来ないということですよね。
■小松原■藤井さんはレジョナルで6回も優勝していて、さらに長距離にも強いわけですが、これは血統的には同じ卜りなんですか。
■藤井■そうです。色々ありますけれど、みなずき系というのが100Kから長距離まで飛びます。
■司会■私も長いことやっていますが、レジョナルが難しいですが、何か特別な訓練方法があるわけですか。
■藤井■特にないんです。レース前は鳩なりの舎外で、300K頃から強制舎外で朝夕1時間ずつ飛ばしています。エサは計りを用意して、1羽何グラムかを決めていますから、羽数がいくら増えても大丈夫なわけです。1羽平均して35グラムくらい。レースから帰って来て少し減らし。中間で減らし。レース前には増やしています。
■司会■秋レースはエサをしぽって追っても、春は長距離をやりますからしぼらないでしょう。
■中山■やはり秋しばった鳩舎は駄目ですね。レースの規模にもよりますが、関東みたいに一万羽という大レースで勝とうと思ったら、秋のダービーで優勝しようとして上位に入賞させているような鳩舎は、翌春のグランドやチャンピオンでは絶対に帰らないですよね。うちの連合会で。そういう鳩舎がいるんですよ。秋は猛烈に強いんです。手がつけられないほどエサをしぽって、春700Kに行くと半分くらいしか帰らないんです。1000Kには毎年20羽くらい参加していますか、今年初めて1羽帰ったと言っていました。
■田槇■若鳩のエサの量が少ないんじゃないですかね。
■中山■そうでしょう。それで舎外は1日3回飛ばしているわけですから。
■小野田■私なんかは短距離から長距離まで全部総合優勝をしようと思っていますから、良く食べさせて良く飛ばせるという考えです。エサもしぽらないで腹一杯カロリーも十分に取って、それでそれだけのカロリーを発散させていい体を作って行くという考えです。

 ◆◆◆ 血統について ◆◆◆   イレブン  2019年10月29日(火) 21:04 修正
■司会■ では最後に、皆さんが主力としている血統について、さらに長距離レースに強い体型などをお伺いして行きたいと思います。
■藤井■先程も言いましたが、うちではみなづき系というのが直仔から六代目まで総合優勝を十羽以上記録しています。他には尾州系です。
■司会■今後、何か導入する考えはありますか。
■藤井■何か探してはいるんですけれどね。来年、同じ人の血統なんですが、1950年から1960年代のアルフペイカーというのを入れてみようかと思っています。
■小松原■私は色々やった結果残ったのか孤舟系なんです。今から15、6前に入れました。原鳩はシオン、大河原松風、アカルデー、フロッシャーが1960年代に入ったもので、相当の近親です。
■中山■うちはヤンアールデンですね。鳩を入れ替えて、最近はオランダが殆んどです。その中で、今年グランド総合3位のトリは。オス親が1979年のラーズーロームのヤンアールデンなんです。このトリの血統で、今年はかなり成績があかっています。
■太田■うちなんかは、昔からダイヤモンドバーカー系が主力ですね。
■小野田■うちもバーカーが6割から7割を占めています。太田さんのニューバーカーと前のチャンピオンのダイヤモンドバーカーか主体です。その他には、輸入系のチャンピオンを入れて配合しています。
■田槇■私のところは、備前号の血統が大半を占めています。備前号というのは、ゴードンとヒュースケンバンリールのハーフなんです1400Kを30羽記録しているのは、殆んど備前号の血統です。
■中山■バンリールというのは短距離で速いですよね。最近は関東地方でもかなり人気が高いですよ。ゴードンは長距離に強いから

 ◇目は口ほどに物を言う々‥◇  イレブン  2019年10月29日(火) 21:05 修正
■司会■皆さん、目にはこだわりますか。
■田槇■こだわるんですが、目のことについて話をしていたら一日あっても足りませんよね。
■中山■種鳩を選ぶ時は、私も目にはこだわるんですよ。
■田槇■目は口ほどに物を言うというのか、知慮の中を覗くには目しかないと思います。
■司会■一般的に言う目の濃さとかはどうですか。
■田槇■色は余り関係ありません。銀目のような薄いのでもいいし、自一色のような目でもいいです。私は粒子の荒いようなものが好きですね。
■小野田■私は種鳩にするには、暗い目は余り使いません。明るい、銀目でもきれいな銀目とか、色彩がはっきりした目がいいですね。
■田槇■私は逆で、どちらかというと濃い色が好きです。
■中山■私もそうですね。私の種鳩選定の基準は。通称コーヒーブラウンという柿目の濃い色、金をまぶしたようなメタリックな感じの目です。
■司会■グランド総合3位のトリもそうですか。
■中山■それに近いですね。明るくはないですよ。粒子は細かいのが好きです。小松原長距離レースで、目にこだわらない人はいないんじゃないですか。私も相当こだわります。種鳩を選ぶのに7、8割は目にこだわります。
■中山■直感的に見て利口な目と、そうでないボケた目がありますか、とにかくボケている目は駄目です。石目なんて言って自い目をしているのは絶対に種鳩にはしません。選手鳩で見ているのもいやですね。(笑)。
■司会■銀目はいいでしょう。
■中山■銀目でもバイオレット、すみれ色がいいですね。やはりバイオレットとコーヒーブラウンというのは、合い通じるものがあるんですよね。
■司会■中山さんは、どうもコーヒーブラウンがお気に入りのようですね。
■小松原■それだけ色を濃くすると、どこかで刺しが入っているでしょう?
■中山■いや入っていないのもいます。
■小野田■ レースをやっていて、暗い目のトリが残れば好きにもなるんでしょうが、不思議とうちは残らないんです。
■藤井■関東などのトリを入れて使っている人もいますか、うちなんかは暗い目だと完全に負けてしまうんです。明るくはないけれど、色は薄い感じです。
■中山■なぜ濃い色が好きになったかと言うと、バルセロナ総合優勝、サンバ ンサン総合優勝の鳩をあちこち見て歩いて。その鳩の共通点というのが目なんです。その目の七割がコーヒーブラウンなんですね。
■司会■体型的な骨格。竜骨についてはどうでしょうか。
■中山■胸が張ったトリであればかなり竜骨が高くても高く感じないし、細いトリだとそれほど高くなくても高く感じます。それは角度の問題だからね。ただ極端に薄いトリは駄目だと思うし、またバランスが高すぎても良くないですね。
■小松原■うちで飛んで来たトリは、前高というか。全部オスなんですけれどね。
■藤井■うちなんかで優勝しているのはくい込みそのものが丸太棒みたいに切れた感じです。
■田槇■私は骨格よりも、長距離だったら肉付きの方が優先するんしゃないかと思います。余り硬いのは長距離に向かないしね。肉か筋肉から羽根からみんな影響して来ますからね。
■小松原■結局はいかに、直線的に飛ぶかということですよ。
■小野田■どこの鳩舎でも飛び筋というのがありますからね。それが長距離に強ければいいわけです。
■司会■確かにその通りです。本日は長時間にわたりありがとうございました。
               (完)

 『レ-ス鳩』誌のバックナンバー  イレブン  2019年10月27日(日) 2:10
修正
2019年秋レースも後最終500KRgレースを残すだけになりました。これまでのイレブン鳩舎の成績は、200Kレースで、初の1位、2位入賞。そして、300k13羽記録,入賞はありませんでしたが、これもイレブン鳩舎過去最多記録です。500Kには、10羽前後の参加になる予定です。

さて、今、イレブンは、レースの合間に、暇さえあれば先日からいただいた大量の『レース鳩』誌に目を通しています。そして、この記事はいつか役に立つだろうなと思う所に片っ端から付箋を付けています。そして、特に気になる内容があれば、切り抜いたり、パソコンでスキャンをかけて、データとして取り込んだりしています。阿内文雄氏の記事を立て続けに『鳩界巨匠名人珠玉選集』の10集、11集として紹介したのもその一環です。

いただいた『レース鳩』誌の一番古いものは、1980年3月号でした。資料提供いただいたI氏は、なんと現在に至るまでの全てを保管されていました。ざっと40年間分です。

まだ、目を通しているのは、そのほんの一部にすぎませんが、正直、資料的価値の大きい記事が結構あるのに驚いています。そこで、その都度、掲示板に、それらの記事を『鳩界巨匠名人珠玉選集』として全文引用していくことにしました。レース鳩研究の参考にしていただければ幸いです。

現在『岩田系大研究』の連載中ですが、これは、これとして、イレブンの今後5年間の研究テーマとして、気長に継続していく計画です。

では、さっそく近日中に、3本ほど、、『鳩界巨匠名人珠玉選集』として連載したいと思います。乞うご期待!!

※珠玉選集12集は、当時、日本鳩レース協会常任理事だった横地光夫氏が司会を務め、ダイヤモンドバーカー系の太田照男氏や備前系の田槇利行氏など壮々たる方々が出席して行われた優秀鳩舎座談会の記事「長・超長距離編」の予定です。

 無敵ホークス! 日本シリーズ3連覇、10勝目!!!  イレブン  2019年10月23日(水) 22:06
修正
ホークスが日本シリーズで4連勝、パーフェクト優勝をやってくれました!
九州中で大騒ぎです!九州にホークスが来て30周年!堂々の日本一の実力!! 

選手の層の厚さをイレブンの目から見てもはっきり感じました。! やっぱり選手の質の高さが勝負を決していますね。

 「イレブン編 鳩界巨匠・名人珠玉選集」第11章★ ■種鳩の選定と交配のポイント■阿内文雄鳩舎(茨城セントラル連合会)に聞く  イレブン  2019年10月22日(火) 11:53
修正
◇◇1981年東日本GN総合優勝を皮切りに数々の賞を受賞した阿内文雄氏の鳩理論には、いくつもの点で共感しながら学ぶ面があります。岩田系を使っておられる点でも現在連載中の「岩田系大研究」の内容にも関わってきますので「イレブン編 鳩界巨匠・名人珠玉選集」の第11章として掲載することにしました。タイトルはズバリ『種鳩の選定と交配のポイント』です。系統確立理論のど真ん中の内容です。たっぷりと「阿内語録」を堪能できる珠玉の言葉が並んでします。代表鳩の画像も挿入しました。(イレブン)◇◇

 ■種鳩の選定と交配のポイント■阿内文雄鳩舎(茨城セントラル連合会)に聞く  イレブン  2019年10月22日(火) 11:55 修正
『レース鳩』誌1999年2月号 P48〜P53 
■種鳩の選定と交配のポイント■阿内文雄鳩舎(茨城セントラル連合会)に聞く

◇数々の優入賞を手にしてきた阿内文雄鳩舎は、鳩作りの達人としても知られている。優秀な種鳩とはなにか、配合鳩はどうやって決めるかなど、代々活躍し続けるラインを生み出すためのポイントを聞いた。◇


  □代々活躍するのは大変□  イレブン  2019年10月22日(火) 11:56 修正
鳩レースというのは、3年間くらいは当たり配合とか飼育者の意気込み、気合いである程度いい成績を続けることができます。鳩舎の真価が問われるのは、5年ほど経って種鳩が変わってきたときに、なおその成績を維持しているかどうかです。特に本人が作った種鳩から出た選手鳩が活躍しているかどうかが、鳩舎の実力を計る指標といえるでしょう。活躍鳩を生む種鳩が継続して出れば、それはその鳩舎の系統、もしくはカラーということができます。
 しかし、代々優秀な種鳩を作り続けるのは簡単なことではなくて、五年経つころには「そういえば、あの鳩舎はどうなったのだろう」といわれるような状況に陥ることが少なくありません。
 代々活躍を続けるための最大のポイントは結局、種鳩の選定と交配です。両親など縦のライン、さらに横のラインか平均的に飛んでいれば、その血が継承される確率は高いといえます。
 私か問題にしたいのは、この両親からは総合優勝を出ている、エースピジョンも出ている、その他活躍鳩がいろいろ出ているというラインがあったとしても、その中にはそういう優秀な遺伝子を受け継がない子がいるということです。選手鳩ならレースに使ってみれば優秀かどうかわかりますか、種鳩の場合はヒナを引いてみないことには答えは出ません。
 そうすると、優秀な遺伝子を受け継かないトリというのはどういう特徴を持っているのかが問題になってきます。逆にいえば、優秀な遺伝子を受け継ぐトリというのは、一体どういう特徴を持っているのか。結局はこの点に還元されます。鳩と真剣に取り組んでいる人も、究極はその問題にたどりつくはずです。

 □鳩を細かく観察する□  イレブン  2019年10月22日(火) 11:56 修正
 その答えを自分なりに見つけるには、鳩の細かい点まで観察ですることです。単にキールが高いか低いか、主翼か長いか短いかという大ざっぱな見方ではなく、キールの形、高さ、主翼の長短にもいろいろなタイプがありますから、その細かな違いを見逃さないことです。よく似ている鳩同士でも、よく見れば少しずつ違いがあるはずだから、その違いを見落とさないように観察することが大切です。そこを深く掘り下げていけば、種鳩選定と交配のキーポイントとして活用できるはずです。
 もう30年も前、私はいろいろないいトリを見て歩いて勉強しました。それも日本で活躍したトリに絞って見るようにしました。私はヨーロッパでなく日本でレースをやるのだから、日本のトリについて勉強することが大切だと思ったからです。これはちょつと考えが片寄りすぎているかもしれません。というのは、いいトリというのは、ヨーロッパでも日本でも同じはずだからです。
 しかし、間口を広くすると絞りにくくなるので、あえて狭めてその枠の中でいいものを絞っていく方法をとりました。飛んだトリももちろん大切ですが、その両親を集中的に見るようにしたのです。そうやって、こういう配合、組み合わせのときはこういうトリが出るというのを覚えていきました。
 そして、非常に大切なことに気がっきました。飛んだトリのタイプというのは一種類ではなくて何通りか、大ざっぱにいっても三通りか四通りくらいはあるということです。外観的にいいトリというのは、だれか見ても「いいトリだ」といいます。鳩を三年か五年もやっていれば、外観的にいいかどうかはだれでも判断できます。しかし、本当は活躍するトリというのはその一種類だけではなく、何種類かタイプがあるのです。これか大切です。
 私もかつては一つの型のトリを、鳩はこうあるべきだという型のトリを追っていました。しかし、活躍を見て歩いて、そうしたやり方ではダメだと気がっきました。

 □一つの型に固執しない□  イレブン  2019年10月22日(火) 11:57 修正
 鳩のタイプを3通り、4通りに分類するためには、どういう所にポイントを置いて分租するかという問題意識か必要です。そもそも問題意識かなければ分類することはできませんから。
 分類の仕方について一例をお話しましょう。だいぶ前に日本に導入された、あるベルギーの長距離優勝鳩について「キールは恥骨の中に入るように収まっている」というコメントか雑誌に載っていました。私なりの解釈をすれば、内臓をきちんと支える、安定した骨格腰成の鳩ということになります。
 ところが、日本で現実に東日本CHやGNでいい成績を上げている鳩には、こういう「キールか恥骨の中に収まっている」ような、キールがよく伸びた鳩というのは実際は少ないのです。私自身、背中は平らに、キールは長くなく、ある程度の深さと発達した筋肉を持ちしっかりとキールと恥骨の間が腹筋で締まっているような鳩がいいと思っています。
 しかし、そのベルギーの鳩も長距離で総合優勝しているのだから悪いはずがありません。それもいいトリの1つのタイプ、そして日本の長距離で飛ぶようなトリもいいトリの1つのタイプということになります。いい鳩には幾通りもあるというのは、こういうことです。1つのタイプに決めつけて、もう一方を排除しないことが大切です。
 キールだけでなく、主翼、背中の形にもそれぞれの特徴があります。背中に丸みかあっていいのもいれば、水がたまるようにちょっと反っているのにもいいのがいます。
 1つのタイプにしがみつかずに幾通りかのタイプを認めて、それを鳩舎に置いておくと、作出に行き詰まる危険性を少なくなります。同類のタイプだけで配合を続けていると、多くは行き詰まりを招く結果になります。
 鳩のタイプか違うというのは、必ずしも血続か違うことを意味しません。兄弟同士でもタイプが異なることがあります。したがって、近親交配でも異なるタイプの交配は可能です。おそらく、ヤンセンはこのへんの事情をよく知っていたのでしょう。だから、あれほど近親を重ねてもいいトリを作出し続けたのだと思います。ただし、私自身は近親交配はあまり好みませんか………

 □岩田鳩舎から学んだこと□  イレブン  2019年10月22日(火) 11:58 修正
 幾通りかのタイプを持つことの重要性に関連して、岩田誠三さんについてのお話をしたいと思います。岩田鳩舎が生んだ世界的ゴールデンカップル、777と619について、岩田さんはかつて[愛鳩の友]に次のような趣旨のことを書いています。
 「777は濃胡麻のオスです。頭部から胸にかけて、スプラッシュがあり、片主翼に6枚ほどの剌しか入って、羽色は大変美しく目立つ鳩でした。しかし輸送事情の関係で到着した時は、瀕死の状態でした。回復後も健康度では最低でした。一方、619は銀目のメスでボディの特徴としては胸部か発達して幅があり、筋肉はほかのオペルの鳩より堅めでした。よいところはこの2点で、キールは短くて湾曲がなく、バランスか悪い。欧米から導入した16羽を交配したとき、777×619は最後に残った鳩同士の配合でした」
 この文章を読む限り、岩田さん自身、特に619についてはあまり好んでいなかったと推察できます。それにも関わらず交配を試みたのは、好き嫌いとは別に、いい鳩には幾通りかのタイプかあることを岩田さんか熟知していたからだと思います。また、非常に細かく鳩を観察していることも、この文章からうかがえます。先ほどいった鳩を観察するというのはこういうことだな、と納得していただけると思います。こういう文章は私には非常に重要な資料で、鳩はこういう組み合わせによっていいものができるという実例を教えてくれています。

 □配合鳩を変えてみる□  イレブン  2019年10月22日(火) 11:58 修正
 種鳩の中には、いいトリだが、どの配合鳩と付けてもいい子が出ないというトリがいます。見てもいい、血統的にもいい、これならいい子出しをするはずだと一生懸命ヒナをとる。ところが、その子はレースでそこそこには帰ってくるが、期待通りの飛び方をしてくれないというトリです。
 私も自分で作出したトリで、何羽かそういうトリにぶつかっています。逆にいえば、そのトリがなぜいい子出しをしないのかを究明できたときが、本当のトリの見方が確立できたときといえるかもしれません。
 私は将棋が好きですが、将棋にも得意不得意かあって、本将棋には強いか、詰め将棋は苦手という人がいます。逆に本将棋はそんなに強くないが、詰め将棋は得意という人もいます。本将棋は強くないが、詰め将棋は強いという人が、本将棋の強い人を簡単に詰め将棋で負かしてしまうことかあります。負けた方は「オレの方が実力は上なのになんで負けたのか」と納得できない。それは思考の回路というか、考え方か本将棋と詰め将棋では異なるからです。その人が持っているセンス、詰め将棋的なセンスのあるなしが、勝負の分かれ目といえます。
 鳩の場合も同じで、トリは確かにいいのだが、いい子出しをしないというケースかあります。そういうときは、それに付けている鳩がいいはずだとっても意外に的を外した、その鳩にとってはよくない配合なのでは、と疑ってみることか大切です。
 そうやって時間をかけて「なぜダメなのか」を追求していくと、意外なところに、「あ、こういうことだったのか。こういうふうにやれぱよかったのか」というのか見つかることかあります。
 私はこのへんの問題については非常に興味を持っているので、このトリはダメだと決めつけずに、しぶとく配合を続けるようにしています。たくさんはヒナを引かず、ふだんは仮母にして、しかし、毎年がまんしていろんな配合鳩と付けてみます。時間はかかりますが、ほかのトリと掛けたときはさっぱりだったか、このトリと掛けたら当たったということが実際にあります。このようにやっていくと、配合についての答え、ある一部の答えか出るのでは。私はそういう取り組み方をしています。

 □常に追求心を持つ□  イレブン  2019年10月22日(火) 11:59 修正
 種鳩に降ろすときは、自分なりにこのトリはここかよくてオレは種鳩に選んだんだ、自分はこのトリのここに惚れ込んだんだという根拠か必要です。そうやって自分かよさを認めたトリを軸に、いろんな配合をしていきます。
 そうすると成功、失敗、いろいろな例が出てきます。今度はそれを踏まえて配合していきます。それをせず、ただ漠然と配合していると同じ失敗を繰り返すことになります。10ペアの配合があったとして、3ペアについて漠然とした配合を続けていたら明らかにマイナスになります。そういうちょっとした注意で、鳩舎のレベルは確実にアップします。
 鳩レースというのは、そういう追求心、知ろうとする意欲を呼び起こすところが魅力です。仮に、こうやったらこうなるという公式めいたものかあったら、鳩の魅力はなくなるのでは。わからない、未知だから、みんな、おもしろくてレースを続けているのではないでしょうか。私自身もそうです。

 □種鳩と選手鳩は違う□  イレブン  2019年10月22日(火) 12:00 修正
 よく種鳩と選手鳩は違うといわれますか、私もそうだと思います。一例として目を対象に考えてみましょう。選手鳩なら目の色が単色でもレースに使えます。しかし、種鳩の場合、いろんな色素を持っていない目、いわゆる赤べったりとか、オレンジべったりとか、単純で複雑性のない目は、直子にいいトリや失踪率の少ないトリが出る確率は低いように思います。目の構造の複雑な種鳩ほど、直子の失踪率は低いのではないでしょうか。
 もちろん、鳩舎ごとにいじっている鳩も違うので、この関係に差はあるでしょう。例外もあります。ただ、私の経験では、目の構造に注意を怠ると種鳩は失敗例が多くみられます。単色の目の鳩は種鳩にしたとき、スピードはあるがモロさが出るようです。もし、単色の目の鳩を種鳩にするときは、片方には目の複雑なトリを持ってきた方がいいと思います。
 私は目を見ていると、血統書を見ているような気がしてきます。複雑で、いろいろなものを含んだ目は、血統も工夫されたトリのように見えてきます。近親交配で鳩を作っていくと、単色、あっさりした目になっていって、瞳も大きくなります。近親交配でなくても、あっさりした目を見ると、私は配合に失敗したトリなのではないか、という思いでそのトリを見てしまいます。
 ただ、目があっさりしてちょっと不満だなというトリがレースで上位に来るときは、必ず羽根とかボディとかほかの面にすぐれたところを持っています。これは絶対にいえます。そういうものなのです。だから、鳩は目だけでは決められません。ただし、目に不満がある鳩を種鳩にするときは、配合を上手にやる必要があるということはいえます。
 種鳩と選手鳩では目的が違うのですから、総合上位に入ったトリでも、不満があれば種鳩にしないケースが出てきます。総合優勝してもトリに不満があり、一方、総合10位のトリでも「これはタネにすれば……」というものがあれば、私は総合10位の方を種鳩にすえます。
 兄弟の場合もそうです。そのトリがいい成績を上げた、だから即種鳩にするかというとそうではありません。種鳩的要素で見たとき、兄弟の方がよりすぐれたものを持っていれば、私はそちらの方を種鳩にします。飛んだから即種鳩にするというのは、気持ちは分かるか急ぎすぎであって、レースをしながら作出して子出しを見るのも方法です。
 鳩を導入するときも同様の視点か必要です。導入するつもりでその鳩舎に行くと、飛んだトリ自身よりもすぐれたトリが親族、直系にいる場合かあります。私なら、そのときは躊躇なぐ後者の方を持ってきます。

 □両親の特徴を調べる□  イレブン  2019年10月22日(火) 12:18 修正
 「総合優勝鳩から総合優勝鳩が生まれる」のか理想だとよくいわれますが、仮にそれか実現した場合でも、本当に総合優勝の親方の遺伝子を受け継いで総合優勝鳩が生まれたのか、吟味の必要かあります。実は配合鳩の方の遺伝子を強く受け継いでいる可能性もあるからです。
 ここに思い入れの強い系続かあるとします。それと系統の異なる鳩を交配してできた子が成功したとき、人間、どうしても思い入れのある系続か飛んだと思いがちです。これは人情です。しかし、大事なことは、飛んだトリと両親をよく比較して、どちらにより似ているか、どちらのよさをよく持っているかを検討することです。
 期待していなかった方のトリのよさを多く受け継いで活躍したのであれば、すなおに力を入れていなかったトリのよさを認めなければなりません。交配に限らず、すなおにものごとを認めるというのはとても大事なことです。
 それを、好きな方の系統で飛んだんだと思い込んで、そっちに力を入れると、その後高い確率で失敗します。当たり前のことですが、鳩というのは一羽ではできないのだから、両親のどちらの遺伝子を強く持っているかの判断か非常に重要になってきます。
 しかも、いかにそれを正確に行うかが求められます。目が曇っていてはいけません。思い入れの系統や値段の高い方の種鳩をひいきにしてしまうというのはありがちなことです。100万円のトリと10万円のトリを掛けて飛んだ場合、どうしても100万円のトリで飛んだと思いたくなります。100万円のトリなら血統もいいからなおさらです。
 そのときどちらのトリを選び、力を入れるかで、その鳩舎のその後の姿はまったく変わってしまいます。鳩舎の血統構成自体がまったく変わってくるのですから。


 □シャモとレース鳩□  イレブン  2019年10月22日(火) 12:19 修正
 両親のどちらかに外見的に似ているということは、その子は似ている方の親から多くを受け継いでいるということです。ということは、知能とか内面的なものもそちらから受け継いでいると亨疋るのか妥当だと思います。
 内面的なもの、精神的なものということについて、最近はこんなことを考えています。
 平成六年から九年にかけて鳩を中断していたのですか、その間、シャモを飼っていました。御存知のようにシャモをケンカさせる闘鶏という競技があります。闘鶏をしていて気づいたのは、ケンカのやり方は遺伝するということです。
 シャモのケンカのやり方をケンカロといいますか、一番多いケンカロは、「正面」といって、相手を真正面から攻めるやり方です。ところが、中には正面に立だないで、正面から攻めてくる鳥の首の脇から攻めて首の裏をくわえたり、ノドの下に入って攻撃するケンカロの鳥がいます。そういう鳥にかかると、「これは名鳥だ、強い」といわれるような鳥がもののみごとに負かされてしまうことがあります。そして、ケンカロというのは先天的に決まっていて、遺伝するのですが、似て欲しいと願う親のようなケンカロに出るのはわずかです。ケンカロは内面性、精神性の表れと考えていいと思います。
 このことをなぜ私か重視するかというと、鳩にもレース途上、危険なときはコースを迂回して身の安全を考えて飛ぶトリと、危険を冒してまつすぐ突っ込むトリがいますが、これは鳩が先天的に持っている性質で、遺伝するのではないかということです。
 いうまでもなく、鳩レースにおいては経済的、直線的に帰って来る鳩の方が基本的には有利です。もし、そういう精神性、内面性が遺伝するとするなら、その面も配慮した交配を考瓦なければならないということになります。
 ただし、危険を冒してまっすぐ帰って来るトリが、必ずしも常に有利とは限りません。天候が過酷で飛び切れないようなときは、身の安全を考凡て迂回して飛んだトリの方が先に帰って来ることがあります。いいトリが必ずしもいつも勝つとはいえないところが鳩の難しいところです。

 □レースの使い過ぎは……□  イレブン  2019年10月22日(火) 12:20 修正
 鳩もシャモもそうですが、レースに使いすぎ、ケンカのさせすぎは、いい子出しをしなくなります。ほどほどのところで種鳩に降ろす決断をしないと、種鳩としては低調なものに終わってしまいます。
 こんな例があります。もう20年も前のことですが、太田照男さんのところから0390というオスを持ってきて、直子が笹川賞、現在の会長賞を取りました。レジョナル総合14位、地区ナショナル総合3位の成績を獲ったあと、私は東日本チャンピオンに投入するつもりで、そのための調整をしていました。
 持寄り3日前だったと思いますが、訓練して帰って来たとき、「このトリがもしチャンピオンで帰って来なかったら」と不安がよぎりました。トリ自体は非常に状態がよかったし、来る自信もあったのですが、迷って太田さんに電話しました。太田さんに「そういうトリは何羽もできない。タネにするつもりなら出さない方がいい」といわれ、結局、止めました。その後、このトリの直子から東日本グランド総合優勝鳩が生まれたのです(カコミ参照)。もし、あのとき出したら帰っては来たかもしれませんが、レース後にヒナを引いたのと、レースをしないでヒナを引いたのとでは、トリのできが違っていたのではないか、と思います。
 同じ鳩でレースも楽しもう、作出も楽しもうとすると、必ずどちらかにウエートがかかってしまい、もう一方にマイナスに作用します。どこまでをレースに使いすぎというかは、鳩にもよるので難しいところです。しかし、いずれにしても、たとえ丈夫な鳩でもレースをこなせばこなしただけ消耗していると考えた方がいいでしょう。

 □無記録で種鳩も□  イレブン  2019年10月22日(火) 12:21 修正
 種鳩としての素質があると判断したときは、無記録で種鳩にすることもあります。東日本グランド総合4位の父(カコミ参照)は、あらゆる条件をクリアした、すばらしいトリでした。レースに使おうかとも思いましたが、万一いなくなるのがこわくて無記録で種鳩にしました。
 そのあと、並河靖さんのトリと掛けてグランド総合4位か生まれたのですが、無記録のこのオスの直子には総合10位以内が10羽ほどいます。もし、このオスをレースに使っていたら、種鳩としてこれほどの結果は生まれなかったかもしれません。
 このように鳩舎におけるちょっとした攻防が、その鳩舎の浮沈のカギを握っているのです。それはほんのちょっとしたことです。かなり微妙であり、だからおもしろいのです。そこに行き着く過程を楽しむのか、鳩レースという趣味のおもしろさではないでしょうか。

[以上]

 2019年秋300Kレース  イレブン  2019年10月19日(土) 11:45
修正
今朝、二日前から遊びに来ていた孫娘ミーちゃんがお帰りでした。来る度に成長著しい姿にびっくりさせられます。イレブン家のお姫様です。

今夜は300Kレースの持ち寄りです。今日の参加予定選手鳩の様子です。

 ・  イレブン  2019年10月19日(土) 11:47 修正

 菊花賞300Kレース  イレブン  2019年10月20日(日) 3:45 修正
イレブン鳩舎の参加は、♂7羽、♀12羽、計19羽でした。200K優勝鳩と源流秘蔵岩田号の直仔と源流留萌キング号の親子配合鳩の3羽を種鳩として下ろすことにしました。

今回も風向きは良いようですね。最近のレースは、トップ集団で抜けきらないと猛禽攻撃で散々な結果になる傾向が続いています。10羽は帰したいと思っているですが、どうなるでしょう。

 2019年秋300Kレース  結果 ★★参加19羽 当日記録13羽 3日目1羽 計14羽 帰還率74%★★  イレブン  2019年10月20日(日) 22:17 修正
@【連合会22位】19-5363 BC♀ 分速[1267.580m](異血241号×クイン900)

 A【連合会23位】19-5370 BC♂   イレブン  2019年10月21日(月) 5:09 修正
A【連合会23位】19-5370 BC♂ 分速[1267.324m](異血250号×帝王1973号

 B【連合会31位】19-5381 B♀  イレブン  2019年10月21日(月) 5:14 修正
B【連合会31位】19-5381 B♀ 分速[1240.126m](秘蔵岩田号U×帝王白石目号)

 C【連合会32位】19-5349 BC♀ 分速[1239.881m]  イレブン  2019年10月21日(月) 5:41 修正
C【連合会32位】19-5349 BC♀ 分速[1239.881m](黄眼号×帝王1574号)

 D【連合会33位】19-6611 B♂  イレブン  2019年10月21日(月) 5:49 修正
D【連合会33位】19-6611 B♂ 分速[1239.719m](モンスター号×SSクイン号)

 E【連合会34位】19-5380 BCW♀  イレブン  2019年10月21日(月) 22:17 修正
E【連合会34位】19-5380 BCW♀ 分速[1236.546m](パイド5680号×モンスターGG号)

 F【連合会40位】19-5408 BC♀  イレブン  2019年10月22日(火) 3:30 修正
F【連合会40位】19-5408 BC♀ 分速[1192.180m](源流1633号×1331号)

 G【連合会47位】19-5359 BC♀  イレブン  2019年10月22日(火) 3:41 修正
G【連合会47位】19-5359 BC♀ 分速[1120.164m](ゴールデン3代目号×パール号)

 H【連合会48位】19-5402 SLAT♂  イレブン  2019年10月22日(火) 3:47 修正
H【連合会48位】19-5402 SLAT♂ 分速[1119.629m](帝王6869号×帝王9652号)

 I【連合会48位】19-5339 B♂  イレブン  2019年10月22日(火) 3:52 修正
I【連合会48位】19-5339 B♂ 分速[1107.064m](金姫キング号×源流スミレ号)

 J【連合会49位】19-5329 BC♂  イレブン  2019年10月22日(火) 4:01 修正
J【連合会49位】19-5329 BC♂ 分速[1091.604m](ゴールデン3代目号×パール号)

 K【連合会57位】19-5379 BC♀  イレブン  2019年10月22日(火) 4:16 修正
K【連合会57位】19-5379 BC♀ 分速[1059.915m](パイド5680号×モンスターGG号)

 L【連合会67位】19-5393 BC ♀  イレブン  2019年10月22日(火) 4:23 修正
L【連合会67位】19-5393 BC ♀ 分速[723.780m](モンスターキッド号×一本刺しクイーン号)

 M19-5415 B♂  3日目朝帰還  イレブン  2019年10月22日(火) 9:43 修正
M19-5415 B♂  3日目朝帰還 (モンスター号×SSクイーン号))

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スネークパパの部屋